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ライフコース  作者: 只野 唯
退職編

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25/40

早く大人になりたかった(過去)

子どものころから、心に波があった。

理由はわからない。

朝は平気だったのに、昼には急に世界が遠くなる。

さっきまで笑っていたのに、夜になると布団の中で泣いている。

波は、予告もなくやってきた。

私はそれを、恥ずかしいことだと思っていた。

みんなはもっと安定しているはず。

みんなはもっと、ちゃんとしているはず。

だから早くオトナになりたかった。

オトナになれば、

感情をうまくコントロールできて、

泣く理由も整理できて、

落ち込む時間も短くなると思っていた。

オトナは、穏やかで、静かで、

強い生き物だと思っていた。

でも実際にオトナになってみたら、

波は消えなかった。

むしろ、形を変えて大きくなった。

仕事の評価。

人間関係。

将来への不安。

「ちゃんとしなきゃ」が増えただけで、

心の揺れはそのままだった。

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