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僕は目の前にあるのが女体化薬入りペットボトルだと知っていたのに

A男は、幼馴染の友人B男をギラギラとした目で見つめていた。


A男「ふっふっふ」


B男「どうしたの?」


A男(あいつに女体化薬と記憶改変&惚れ薬入りのお茶を飲ませるんだ。そうすれば、体が女になるし、俺に惚れるし、初めから女であったかのような記憶になるしな。あいつのことが子どもの頃から好きで自分のものにしたかった。俺の嫁にして、子ども産ませて幸せ家族計画だ)


A男「このお茶、家で飲みなよ。やるよ」


B男(俺、他人の心の声聞こえるエスパーだし、惚れ薬とか飲んでも無効になる体質なんだよなあ。馬鹿なやつだなあ。これ、飲んでも女体化だけはするかもしれないけど、こいつに惚れもしなければ記憶も書き換わらないんだよね。こんな危ないもの飲むはずないのに。後で捨てようっと。でも、こいつ楽しそうだな。俺、今まで、自分のことだけを考えてきた人生で、他人を喜ばせることなんてしたことのなかった。自分探しして生きるのも疲れたな。ちょっとだけ、誰かの色に染まって、誰かのために尽くして生きてみたいかも。ささやかな幸せを手に入れたい。お、俺は何を考えてるんだ。でも⋯⋯)


ー数年後ー


B子「おかえりあなた。愛してるわ」


A男「お、うまそうな匂い。今日は肉じゃが?」


B子「愛情たっぷり入れたのよ」


A男「愛情か。俺、とんでもなく悪いやつかも」


B子「どうして?」


A男「こんな素敵な女性と結婚生活送っていいのかなって。2人も産んでもらって。ごく普通の幸せな日常を手に入れたはずなのに不思議な気分で、まるで、自分自身が犯罪者になったかもって気持ちになる」


A男(惚れ薬と記憶改変女体化薬のせいで今があるなんて言えない。本当は、ストレートに犯罪者なんだけどね)


B子「気にしないで」


A男(視線に宿る色気にゾクリとした。なんなんだろう優しい目つきなのに危うさを感じる)


A男「でも⋯⋯」


B子「わたしとあなたは共犯関係なんだから。一生、運命共同体よ。私たち逃げられないの。許せない。そして、愛してるわ。うふふ」

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