表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/32

来世の肉体は先着順です

「あなたたちは死にました」


神様は言った。僕と神様と3人がその場に居た。


僕、交通事故のとき同じ車に乗っていた親友、あとは知らない2人。


全員男のようだ。神様は言った。


「次の肉体を選ばせてやろう」


プロジェクターに3軒の家が映し出された。


「4人がここに住んでいる。全員30歳だ。独身男、独身女、妊活中新婚夫婦。この4人は本人たちの希望で異世界に転生することになった。代わりに、本来、死ぬ予定だったお前さんたちの魂を宿らせてやろう。誰にするかね」


なんという究極の選択。俺は本当は親友のことが好きで恋愛してみたかった。もしかしたら、この機会に⋯⋯。い、いや、そんなこと白状するのは恥ずかしすぎる。変態じゃないか。


「俺、独身女がいいな。女子トイレも更衣室も入り放題じゃん。女なんてイージーでしょ。独身だったら男と恋愛しなくていいし」と、軽薄ですけべそうな男がそう言う。


神様は「いいだろう。先着順だからこの肉体はお前さんのものだ」


と、言うとその男の姿は溶けるようになくなった。


それに続くように別の男が


「お、俺も気楽にシングルライフ過ごしたい。40歳でFireしてゴルフ三昧するんだ」


と、言ってその男も姿を消した。


親友は「夫婦の体しか残ってないのかよ。まあ、普通に考えて男でしょ」


と、言うと溶けていなくなった。


の、残されたのって親友の奥さんだけじゃないか。


女になって親友に尽くすの悪くないかも、でも、そんな願望を口にするのは恥ずかしいかも。


「余った、妻の体をお前にさずけよう」


眼の前が暗くなった。そして、目を覚ますと、見知らぬ男の笑顔が。


「まさか。お前が俺の妻になるなんてな。性格は俺の理想の異性に近い。お前が女の体を得てくれてラッキーだよ」


お姫様抱っこでベッドに運ばれる。ぼ、僕、これからどうなるの?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ