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男だったのに母になり息子と魔王に挑む
勇者カインは死んだ。
その傍らでお供をしていたアレックスは震えていた。
魔王が挑発する。
「どうした? かかってこないのか?」
「ひいっ」
情けない声を出してしまう。
「ただの腰抜けか。雌雄は決した。今のお前にふさわしいすがたにしてやろう」
呪をかけられ、目が覚めたら俺は女の子になっていた。
俺はアリスと名乗ることにした。
看病してくれたのは勇者カインの弟のアベル。
こいつも勇者の血筋を引いているが、病弱で戦えない。
でも、もしかしたら⋯⋯。
「ねえ。アベル。今夜私と⋯⋯」
俺はアベルと結婚し、子どもを産み、魔王を倒す次世代の勇者として育てることにした。
息子は天才だった。
四天王を次々と倒していく。
俺自身も回復魔法を極め、ハイプリーストとして補助をする。
母子で魔王に再び挑む。
「いつかの女か⋯⋯。どうだ? その後の人生は?」
「感謝しているわ! こんな姿だからこそ、手に入れたものもある!」
コンピュータゲーム クロノトリガーのオマージュです





