国王開放作戦の始まり
次の目標は、弾薬や武器の調達のために武器庫を攻撃するこの山を下り、少ししたところに、線路があり、そこに、このあたり一帯のプランスト地区の兵站を支えるための武器庫と近くには、食糧庫もある。しかし、ここも船上から離れており、基本的に、物資も兵力も国民評議会との戦闘に費やされており、ここの守備は、100人1中隊であり、広い倉庫野中や入り口など様々な場所に置かれていた。近くに、いくつかの基地や臨時の駐屯地もあるが駐屯地は、治安維持基地の兵力は最低限であり、すぐに兵士が派遣されることはないと踏み囲うようにまた、小隊を組みそれを分隊規模で散らばせると、物陰に隠れながら、射撃を始めた。一般人の出である民兵も度重なる抗争で銃の使い方を覚えており、次々と敵兵を撃ち殺す者もあった。度重なる攻撃を繰り返し混乱しているすきに、250人の兵士を突撃させ、敵が敗走し、裏側に回ったところで、残りの750人を回し攻撃を加えた。そして、90人を殺害し10人を武装解除し、捕虜にすると、輸送用のトラック30台に、装甲車5台を奪った。敵は、混乱しながら発砲していたため、さほど被弾せず死者はこちらになかったが、50人の負傷者が出たためトラック一台を搬送用、一台を捕虜の移送に使用した。
戦果としては、5門の牽引式8cm野砲を奪い、4,000丁の歩兵銃及び、拳銃に、1,000本のスコップ、5万発以上の歩兵銃弾に、2,000発の野砲弾及び500発の戦車砲弾、3万発以上の機関銃砲弾など各種兵器とそれ用の弾薬を補給し、食糧100tを奪った。輸送は、トラックにより、反復的に行い制圧した臨時の駐屯地を中継点に、運び入れたため10時間ですべて終わった。我々が保有していない兵器の弾薬などは、ほかの爆薬と一緒に線路と倉庫に置き退避した後、爆破した。
全軍が撤退し、今回は、この地区に置かれている解放同盟の第二拠点である場所に、鹵獲兵器と一緒に、合流する形で移動した。ここは、かつての中世ごろの要塞を臨時政府が近代化した場所を攻め取った場所であり、ここに置かれていた兵器や物資がある。地形は、丘の上にあり周囲を河川が流れており、周りは、森林である。要塞は、周りには、堀が掘られておりここに続く一本の山道には、門があり堀には、跳ね橋がつけられている。建物は、全体的に石造りになっている。ここは、臨時政府に見つかっている解放同盟唯一の拠点であり、解放同盟の本部である。要塞の中心にある砦には、兵舎と通信装置があり、本部機能が整っていた。要塞の四隅には、塔がありそこに、8.8cm高射砲が一基ずつ設置されておりそれをつなぐように塀が建っている。内部にはいくつかのテントで作られた仮設の倉庫と、かつての武器庫と食糧庫や弾薬庫があり、そこには、それぞれ1000丁の銃器と今回鹵獲してきた兵器、10両の中戦車(三号戦車と同型)と12㎝野砲6門が置かれていた。ここには、1300人のメンバーと、1200人の今回の作戦参加者計2500人がいる。
部隊長は、到着するなり本国に暗号電文を打った。「こちら、ポール明日、我々は、救出作戦に出る。」と送った。それに対する返答は、「我々も陸軍を付近に上陸させまた、航空支援を行う。」というものだった。
作戦開始前に、作戦会議を始めた。