2018年ドラフト組の契約延長交渉が終了
昨日執筆出来なかったのでストックを投稿しようと思っていましたが、予約投稿を忘れてました(汗)
10月19日は新シーズン開幕日であるとともに、NBAキャリア4シーズン目を迎える選手たちにとっては所属チームと延長契約を締結できるデッドラインとなる日です。
複数の選手たちが延長契約に合意したと現地メディアが報じています。
この日に延長契約合意と報じられた選手たちは下記のとおりです。
■日本時間19日に延長契約合意と報じられた選手たち
○ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ)
2018年4位指名
4年1億500万ドル
契約評価 適正
怪我無く、才能を開花して活躍出来れば適正価格どころか、安い買い物になるかも。
○ケビン・ハーター(ホークス)
2018年19位指名
4年6500万ドル
契約評価 適正
チームは今夏、ヤング、カペラ、コリソンらと高額契約を締結したので、主力だがハーターに出せるのはこのくらいが限界か。
○マルコム・ブログドン(ペイサーズ)
2016年2巡目36位指名
2年4500万ドル
契約評価 安価
“50-40-90”クラブ入りしたブログドンをこの額でキープてきたのなら安い買い物と言えるとおもいます。
年俸2500~3000万ドルでもおかしくない選手。
○ランドリー・シャメット(サンズ)
2018年26位指名
4年4300万ドル
契約評価 少し高い
優秀な3ポインターではありますが、レイカーズが狙っていたということもあってか当初の予定(年俸700万ドル程度)より高額契約でキープしたのでしょう。
この契約延長がエイトンとの契約延長交渉失敗に繋がったとの噂も・・・
○ダニエル・ギャフォード(ウィザーズ)
2019年2巡目38位指名
3年4020万ドル
契約評価 何故契約延長した?
Cのトーマス・ブライアントが年内復帰予定と開幕時ではビッグマンが不足気味ですが、PFとしても低いタイプが八村塁、モントレズ・ハレル(レイカーズから移籍)といて、カイル・グーズマもPFへスライド可能とPF飽和状態の中でギャフォードと契約延長する意味が見い出せませんね。
しかもハレルとギャフォードはプレースタイルか被っています。
どちらかはトレード要員?
まさかチームは八村塁よりギャフォードを選択した?
○グレイソン・アレン(バックス)
2018年21位指名
2年2000万ドル
契約評価 少し高いかも
悪い選手ではないのですが、激情型ですぐにキレて不必要なファウルを連発する悪癖があります。
前所属のグリズリーズは若い選手が多く、ケミストリーを乱しかねないアレンに手を妬いて放出したのでは?
ケミストリーが成熟されたチャンピオンチームではアレンをコントロール出来る算段があるのでしょうかね。
あるから契約延長したのでしょう。
■ペイサーズ在籍3シーズン目のブログドン、キャリア3シーズン目のギャフォードを除く4選手は、いずれも2018年のドラフト組で、デッドライン当日に契約延長に合意しています。
Max額ではないものの、1巡目4位指名のジャクソンJrを筆頭に、19位指名のハーター、21位指名のアレン、26位指名のシャメットが高額契約を結ぶことに成功しました。
特にアレンとシャメットは今夏トレードで移籍した新天地で契約延長に至っただけに、彼らにとっては最良の結果だったということてしょう。
ジャクソンJrは昨季の大半を怪我で棒に振っていますが、ビッグマンらしからぬ機動力と才能に惚れ込んでいるチームは期待値も含めての契約延長となったのでしょう。
エースのジャ・モラントとのコンビに期待は高まるばかりです。
ですがその一方で、1位指名のディアンドレ・エイトン(サンズ)や2位指名のマービン・バグリー3世((キングス)など多くの選手たちは合意に至らず、今季終了後(2022年夏)に制限付きFAとなります。
もし彼らが所属するチームのフロントが再契約する意思がない、あるいは高額契約を結ぶことが困難と判断すれば、シーズン中にトレード候補となるだけに、今後の展開にも注目していきたいところですね。
ちなみに以下の選手達は既に所属チームとMax額の5年で契約延長を締結しています。
※Max額と言いながら金額に差かあるのはMax契約にはいくつかの条件をクリアすることで契約金額を上乗せ出来るのです。
今回ですと条件をクリアしているドンチッチとヤングは最大額の契約となるのです。
詳しくは私の他作品(知識編)に書いてます。
つまりドンチッチとヤングはMax契約ではなく、スーパーMax契約となるのです。
○ルカ・ドンチッチ(マブス)
2018年3位指名
5年2億700万ドル
契約評価 適正
今季のシーズンMVP候補筆頭で今後のリーグを担うであろう選手にはこれでも安いかもしれません。
しかし現行制度では、これが最大限の金額なのです。
ドンチッチの成長を阻害するのは怪我だけです。
今季もドンチッチ無双を見たいですね。
○トレイ・ヤング(ホークス)
2018年5位指名
5年2億700万ドル
契約評価 適正
ドラフト当日にドンチッチとトレードされたこともあって、ドンチッチとはライバル関係にあります。
個人としてはドンチッチの方が評価されていますが、チームとしては昨季プレイオフでカンファレンス決勝に進出したヤングの方が成功しています。
ヤングもリーグを代表する選手になる可能性がある将来性豊かな選手です。
ホークスにヤングを手放す理由はありません。
○ジェイ・ギルジャス・アレキサンダー(サンダー)
2018年11位指名
5年1億7255万ドル
契約評価 実績不足で割高感アリ
ドラフト指名権を大量に保有し、再建期にあるサンダーのエースですがMax契約に相応しい選手かは微妙です。
かなり線が細いのでビルドアップしないと常に怪我のリスクが高くなってしまいます。
ドアマットチームのエースとしては及第点ですが、強豪チームでエースとなれる器ではないように思います。
まだ成長段階の選手ですので、予想を覆す成長を見せてくれることを期待します。
○マイケル・ポーターJr (ナゲッツ)
2018年14位指名
5年1億7200万ドル
契約評価 実績不足で割高感アリ
ルーキーシーズンを全休するなど、怪我がちな印象で才能を開花しきれていない選手にMax契約は割高だと思います。
しかし高校時代には世代No.1プレイヤーと言われていたように才能はあるのです。
第2エースのジャマール・マレーが怪我で今季復帰できるか不明なチーム事情もあって、ポーターJrを手放したくないチームはMax契約を与えたのでしょう。
ナゲッツのキーマンはシーズンMVPのニコラ・ヨキッチではなく、ポーターJrでしょう。
Max契約に関しては私の他作品(知識編)に書いてあるので、参考になさって下さいませ。