開幕2試合の結果
■昨季優勝のバックスはネッツに127-104で快勝し、白星スタートとなりました。
○エースのヤニス・アデトクンボがいずれもチーム最多の32P、14R、7A、2Bとダブルダブルの活躍を見せ、クリス・ミドルトンが20P、9R、3A、控えのパット・カナトンは3P4本成功を含む20Pで貢献しています。
控えのジョーダン・ウォーラは今季成長が楽しみな選手として私は今後注目していきたいと思いました。
開幕戦では15P、6R、1A、1S、1Bと高い得点能力とマルチなパフォーマンスを披露しました。
東京オリンピックにも出場し、平均21Pをマークしたナイジェリア代表の23歳は昨季シーズン最終戦で34Pをマークして密かに注目されていましたが、才能が開花しつつあるかもしれません。
開幕戦はグレイソン・アレンが先発SFでしたが、ウォーラが先発する日も遠くないかもしれませんね。
先発PGのドリュー・ホリデーが怪我で途中退場したのが気がかりではありますが、カンファレンス最大のライバルを開幕戦で下したことで勢いをつけることが出来そうですね。
○ネッツではケビン・デュラントが32P、11R、4A、2Bのダブルダブル、ジェームズ・ハーデンが20P、8R、8A、1S、2Bと奮闘しましたが、ビッグ3の一角であるカイリー・アービングがワクチン接種問題で不在であることが影響し、敗戦となりました。
開幕戦で先発Cに抜擢されたニコラス・クラクストンはチーム期待の若手有望株です。
12P、7Rとまずまずの出来でしたがクラクストンの魅力は高いブロック能力です。
順調に成長すれば平均ダブルダブルをマーク出来るリムプロテクターとして活躍してくれそうです。
私はクラクストンやウォーラが今季のMIPレースに参戦してくるのではないかと睨んでいます。
ネッツはベテランが多いだけに、若手のクラクストンにはハッスルプレーを期待したいです。
■レイカーズVSウォリアーズはホームのレイカーズが痛い敗戦となりました。
○レブロン・ジェームスが34P、11R、5A、1S、1B、アンソニー・デイビスが33P、11R、2A、1S、2Bと爆発したものの、2桁得点はこの2人だけでした。
ビッグ3の一角として期待されたラッセル・ウエストブルックは8P、5R、4A、FG成功率30.8%(4/13)と不発でした。
控えのカーメロ・アンソニーも9Pに終わっています。
オフに大量の選手を入れ替えた影響でまだまだケミストリーが不足しているのは明らかです。
チームを纏めるHCの手腕がとわれます。
○ウォリアーズはエースのステフィン・カリーが21P、10R、10A、3Sで2016年以来となるキャリア通算8度目のトリプルダブルをマークしてチームを勝利に導きました。
しかし代名詞である3Pは8本中2本の成功と物足りない数字なのが気がかりでもあります。
年内にも復帰予定のクレイ・トンプソンの代役として先発したジョーダン・プールが20、2R、3A、アンドリュー・ウィギンズが12P、7Rをあげたほか、控えからデイミアン・リーが15P、ネマニャ・ビエリツァが15P、11R、4Aと大活躍、アンドレ・イグダーラも12Pをマークしてレイカーズ撃破の立役者となっています。
チームはベンチスコアで55-29大差をつけ、後半は68-55と相手を圧倒して逆転勝ちしました。
開幕戦を見る限り、今季のウォリアーズはベテランと中堅、主力と控えが非常に良いバランスで編成されている良いチームになっていますね。
ここにトンプソンが復帰すれば戦力に厚みが増しますし、ジェームズ・ワイズマンやジョナサン・クミンガ、モーゼス・ムーディーら若手が成長して加われば優勝は現実味を帯びてくるのではないでしょうか。
○レイカーズは開幕戦を落とし、プレシーズンと合わせて7連敗となっています。
レブロンが加入した2018年から4年連続で開幕黒星スタートとなってしまっています。
チームの成熟具合、ベンチ陣の充実度、優勝を狙うライバルで見事に明暗がついいたします!てしまいましたね。
ウォリアーズのスティーブ・カーHCが素晴らしいということを証明したような一戦だったのかもしれません。
面白い2試合でした。