第3週の週間MVPが発表されました。
■NBAは第3週の週間最優秀選手を発表しました。
○選考期間は2日から8日までで、イースタンカンファレンスからはクリーブランド・キャバリアーズのジャレット・アレン(キャリア初)が、ウェスタンカンファレンスからはロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージ(キャリア10度目)が選ばれました。
キャリア5シーズン目で初選出となったアレンは、今夏キャブズと再契約を結んだ211センチのビッグマンで、期間中の4連勝に大きく貢献しています。
23歳の先発Cは、期間中に平均20.5P、16.3R、2.5A、1.5S、1.3Bの圧巻の活躍に加えてFG成功率63.3%と高確率でショットを沈めています。
キャブズはイースト6位の7勝4敗としており、ここまで予想以上の健闘で好調を維持しています。
まだシーズンは10試合程度消化しただけですが、アレンなどの主力に大きな怪我が無ければ4シーズン振りのプレイオフ進出も見えてきそうですね。
○ジョージの方は期間中に平均26.3P、8.8R、7.3A、1.8Sとオールラウンドな働きで、エースとしてクリッパーズを4戦無敗へと導いています。
クリッパーズはウェスト5位タイの5勝4敗を残していますが、優勝を目標とするチームにしては物足りなさを感じますが、エースで二枚看板の一角であるカワイ・レナードを欠いている現状では、それなりの成績だと評価できます。
※レナードはシーズン全休の可能性が高い。
昨季プレイオフ終盤から代理エースとなったジョージはよくやっていますが、レナードの穴を埋めるのはジョージだけでは無理があります。
ロスター総出でカバー出来ればチームとしてレベルアップし、レナードが戻った時により強固なチームとなれるかもしれません。
■シーズン開幕して10試合程度が消化しましたが、優勝を目指すチームで明暗が別れています。
ステフィン・カリー率いるウォリアーズは9勝1敗で勝率リーグトップと絶好調です。
エースのカリーはもちろん好調ですが、好調なチームを支える最大の功労者は3年目のジョーダン・プールです。
年末に復帰予定のクレイ・トンプソンが戻ってくるまでの代役と思われていましたが、得点面での貢献度が高く、トンプソンの復帰を急がせる必要が全く無いほど頼もしい存在になっています。
これでトンプソンが復帰した日にはプールやトンプソンの出場時間をどうコントロールするかの贅沢な悩みが出てくることになります。
優勝を目指すチームでウォリアーズと対照的にスタートダッシュに躓いたのがレイカーズです。
レブロンが怪我で欠場が続くこと(最大8週間とも)も大きな理由ですが、多大なる犠牲を払ってまで迎え入れたラッセル・ウエストブルックの不調と、優勝を求めて移籍してきたベテラン勢がチームにフィット出来ていないことが主な原因です。
特に再建中のサンダーに2戦連敗するなど、優勝を目指すチームとしてあり得ない負け方をしています。
これでは昨季の二の舞になる公算が高まってくるのではないでしょうか。
ザイオン・ウイリアムソンを怪我で欠くペリカンズは1勝10敗と最低のスタートです。
このままではチームは空中分解してしまいそうです。
ザイオンは今季開幕時に9kgも体重増加していたそうで、怪我の原因も体重増加にあるかもしれません。
ザイオンは素晴らしい選手ですが、これ以上の体重増加は危険です。(昨季は198cm、129kg)
ザイオン個人だけでなく、チームもちゃんと体重と健康の管理はしなくてはいけないと思います。