2021-22シーズン各チーム分析 ニックス編
■ニューヨーク・ニックス
HC:トム・シボドー(就2任年目)
昨季の成績:41勝31敗(第4シード)
今季の目標:プレイオフ上位シード権獲得、プレイオフ1回戦突破
○戦力評価
オフェンス:C
ディフェンス:A
総合力:B
※評価はS、A、B、C、D、Eとします。
○ロスター
先発予想
PG:ケンバ・ウォーカー(新)
SG:RJ・バレット
SF:エバン・フォーニエ(新)
PF:ジュリアス・ランドル(FP)
C:ミッチェル・ロビンソン
※(FP)=フランチャイズプレイヤー、いわゆるエースの略
(新)は今季新入団選手
(R)はルーキー
主な控え選手
デリック・ローズ、アレック・バークス、ナーレンズ・ノエル、オビ・トッピン、イマニュエル・クイックリー、タージ・ギブソン、ドィエイン・ベーコン(新)
○戦力分析
大都市ニューヨークにチームを構えながらも、最低なオーナーの元で永らくドアマットチームだったニックスですが、ようやく強いニックスが戻ってきつつあります。
昨季はHCにシボドーを迎えてディフェンスを強化したことが功を奏し(平均失点リーグ最少)、久しぶりにプレイオフの舞台に返り咲く躍進のシーズンでした。
今季もディフェンス中心であることは変わらないでしょうが、オフの補強はリーグ下位レベルだったオフェンスを強化しようというもので、フォーニエやウォーカーの獲得は評価出来ますね。
特に長年弱点となっていた司令塔に実力者のウォーカーを獲得出来たのは大きいです。
ここ数年は怪我で本領発揮できていないウォーカーですが、地元凱旋でやる気に満ちあふれていることでしょう。
控えにローズがいることもあってPGは弱点ではなく、PFと並びチームのストロングポイントになるかもしれません。
※昨季はエースのランドルと2年目のトッピンがいるPFがチームの強みでした。
ウォーカーが復活のシーズンを送ることが出来れば、ニックスは昨季以上の躍進を果たすことが可能でしょう。
今やプレイオフ進出は安易なミッションですが、イースタンカンファレンスの覇権争いに参加するにはまだ実力不足というのがニックスの現状です。
主力に長期離脱や大きな怪我が無く、チーム一丸となってHCの求めるハードワークとディフェンスを体現し、プレイオフ1回戦を突破することが現実的な目標となります。
古豪復活の礎となるかもしれない大事なシーズンとなるでしょう。
不安視するのは、常にハードワークを要求して主力を酷使する傾向が強いシボドーHCによって選手が潰されてしまうかもしれないことです。
昨季エースのランドルは平均37.6分出場しましたが、これはリーグトップの数字です。
特に先発を長時間コートに立たせる傾向が強く、そのせいかはわかりませんが先発Cのミッチェルは怪我に苦しみました。
ランドルやバレット、ウォーカーなど主力が怪我で長期欠場となればプレイオフ進出すら危うくなる危険性もあるのです。
シボドーHCに求めるのは柔軟性です。
ハードワーク一辺倒で選手を使い潰すのではなく、上手くコントロールする必要があります。
HCも成長すればチームの未来はより明るいものとなるはずです、『最低最悪なオーナー』ジェームズ・ドーラン氏が現場介入してこなければですがね、、、
パトリック・ユーイングがいなくなってからのこの20年くらいのニックス低迷の原因はドーランの最悪な経営手腕によるものと私は思っています。
チームは6年連続資産価値ランキングトップになっていますが、オーナーはチームの成績より金儲けに走る最低な経営者です。
NBA史上最低なオーナーは元ロサンゼルス・クリッパーズオーナーで、人種差別発言でNBAから永久追放処分されたロナルド・スターリングで間違いないでしょうが、もしNBAワーストオーナーランキングがあるなら、ドーランは確実にトップ3入ると思っています。
最後の方は余計なことを書いてしまいましたかね。
でもニックスの歴史の一部ですからね。
書き直しません。