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村を回ってみる【一】

数ヶ月ぶりになってしまってすいません。忙しかったもので

武器とか意識してなかったから気づかなかったけど皆カッコイイ剣とか防具とか使ってるなぁ。そして俺は全部ノーマル装備


「カッコイイ武器楽しみだなぁ」


おっと声に出てしまったようだ。周りからは少し笑われている。


それから10分くらい。マルタ武具店に着いた。マルタ武具店はこの辺りの村では一番の武具店らしく外装もしっかりしている……が店員の態度がなぁ


「ん?見ない顔だね。ここに何か用かい?」

「はい。新しい武器とか防具を探してて…」

「そうかい。ちなみに君のランクはなんなんだい?」

「Fランクです。」

「Fランクかぁ。じゃあ君に似合う武器も防具もほんの少ししか無いねぇ。ここは上のランクの人に合わせた店だから。」


…こいつ嫌いだ。

だが店長はいい人だった。何故こんな人が店長なのに店員はこんなやつなんだろう。


「おいてめぇ!!また勝手に人をランクで見定めてんのかぁ?弱いか強いかは俺が確かめるからお前は泥棒の見張りか会計でもやっときゃぁいいんだよ!」

「うっす。すいません店長。ついつい癖で」


ニヤニヤしながら返事するとこも癖でそんな事するのも印象が悪いぞ。


「あんたかなり強いなぁ?当時のラックよりも強いんじゃねぇか?あ、ステータスはな。ただスキルはまだまだだな。」


この人は人を見極める力が凄そうだ。しかも当時のラックのステータスを知ってるって言うことはかなり凄い人なんじゃ…


「ありがとう。スキルはまた今度鍛える機会を作ろうと思ってる。」

「おう、そうしろぉ。お前はラックよりも強くなれる。スキルを鍛えたいなら近くの村にスキルを高めるためのジムがある。そこが効率いいんじゃないかぁ?言ってくれれば向こうのジムに連絡しとくからよぉ。」

「そうなのか。今度頼らせてもらうよ。」


村によって色んな建物があるんだなぁ…


「それはそうと、武器を買いに来たんじゃないかぁ?」


ニヤリと聞いてくる。


「そうだな。」


スキルの話になっていて忘れていた。


「どんな武器が似合うかぁ俺が見てやる。どれ、ステータスを見せてみろぉ。」


スキルは他言無用だったがこの人なら信頼できそうだな。


「一応、他言無用になってるんだが、内緒にしてくれるか?」

「ほぉう。そこまでなのかぁ?まぁ人の嫌がるようなこたぁしねぇさ。」

「そうか、ありがとう。じゃあ」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━






ステータス








name レン




LV 17








HP 89(625) MP 73(625)








ATK 128(625) DFE 94(625)








SPD 116(625)








スキル 神の加護/+ステータス/スマートフォン/二刀流/身体強化魔法/覇気/鑑定/剣技Lv1/成長度up Lv3




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「……………………?」


流石に言葉を失っているがどうしようか。


「おおい?こりゃあたまげたなぁ。生きてる間に神の加護なんてスキルがぁ見られるなんて。しかも二刀流ってなんだぁこれ?聞いたこともねぇぞ?」

「ああ、そういえば二刀流もあったな。忘れていたが。まぁ大剣は流石に無理だがな」

「てめぇ、いや何て呼べばぁいい?お互い自己紹介してなかったなぁ。俺はぁ ウェルだぁ。これから頼むぜぇ」

「ああ、よろしく。俺はステータスに書いてある通りレンでいいぞ。」

「あぁ、にしても二刀流かぁ。そんなぁスキル普通はねぇかから今日はぁ適当にこの剣でも持ってけぇ。十分な片手剣だぁ。」

「…お金はそんなに無いぞ?」

「金なんていらねぇ。客のスタイルにあわねぇ武器を売るわけにゃいかねぇ。」

「でも流石に無償は」

「じゃぁ明日には似合いそうなもん作っからそん時二刀流を見せてくれぇ。それでいい」


…まぁいいか質もいいらしいし貰えるなら貰っても損は無いだろうしな


「ありがとうウェル。じゃあまた明日来させて貰うよ。」

「おぉう。午後には出来上がってるはずだぁ」


いい人だな。色んな人に信頼されてるんだろうなぁ。

うーん、まだ時間もあるし他の所も回るか。


「あ、忘れてたぁ。防具も揃えねぇとなぁ?」


俺も忘れてた。

((作者も忘れてた。テヘッ))


「そうだな。でも二刀流でも防具は変わらないのか?」

「そうだなぁ。まぁ剣の本数が変わっても防具は変わらないだろぉ。」

「それもそうだな。2本も剣を使うんだから軽い防具がいいな。」

「レンてめぇいいセンスしてんじゃぁねぇか。よっし飛びっきりを持ってきてやるぅ。」


ウェルさんが奥に何かを取りに行った。


「おう、待たせたなぁ。これは普通のやつらにゃあ見せねぇもんだから奥に仕舞ってたんだぁ。」

「だからお金は無いと言ったのは忘れてないよな?」

「あぁ、無料だぁ。お前は色々と面白そうだからなぁ。」

「そうか、ありがとう。」

「これはぁ普通の服に見えるが服自体に魔法がぁ使われてんだぁ。間違いなくうちの店で出せる最高のものだぁ。」

「いや、そんなものを無料で貰うのは流石に…」

「いいんだよ。お前は俺が見込んだ男だぁ。」

「…本当にありがとう。」


凄いものを貰ってしまったようだ。


「今度何かお礼するよ。」

「あぁ、そん時は頼むぜぇ。あぁ後なぁ服になんの魔法が付与されてんのかぁ教えてやる。これにはなぁ 強度上昇、速度上昇 がかけられてる。」

「そうか。何となく予想はできるが効果は鑑定で見させて貰うとするよ。それにしても見た目もカッコイイ服だな。」


ちょっと気になってたこと聞いてみようかな。


「魔法の付与ってどうやってやるんだ?」

「あー…すまんがぁそれは分からん。滅多に出来るものがいねぇもんでなぁ。力になれんくってすまねぇな。」

「そうなのか。ありがとう。色々と試してみるよ。」


もっとカッコよくて強い服が作れるかもしれない!

試す価値は大ありだな。


「気に入って貰えたくれぇだなぁ。…じゃ、また明日双剣を作っといてやるからなぁ。」

「ありがとう。じゃあ俺は行くよ。」


今度こそ本当に行くとしよう。他のところも回りたいしな。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] >こいつは悪意の塊だ。 >だが店長はいい人だった。何故こんな人が店長なのに店員はこんなやつなんだろう。 →おそらく下卑た笑みをうかべていたんでしょうけど、どこで悪意の塊と判断したのでし…
2020/04/14 18:28 退会済み
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