目覚めるのか?
死んだ、そう私は確かに死んだはず
そのはずなのに、どういうこと?
なぜ私はこの森に囲まれた花畑に寝ていたの?
記憶がたしかなら私は学校に登校する道すがら、信号待ちしているところに居眠り運転か何かの車が私に向かって突っ込んできた、それだけは覚えている
と言う事はこれはテンプレ的に言うと転生したと言う事?
なんとなくそんな気がする、これは現実である可能性が高いと考えてて行動したほうがよさそうね
それにしてもこれから何をすればいいんだろう、まずは状況などを見て考えるのがいいと思うのだけど、実は私体が子供に戻っているようなの
親がいるのかいないのかも気になるところだけど
現状は此処がどこなのかと私がなぜ森にいたのか突き止めることかな
ふむ、ここはやはり協会に行くべきかしら
ん?何故ってそれはよく協会に行くと神様と話が出来て私が死んでからのことを教えてくれるかなって
というわけで全然予定なんて立てないけどこの森を出てその後町を探してそこで教会に向かうって感じかな
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はい、そんなわけでその後どうなったかと言うと……どうもなってませんグスン
えー、あの後とりあえず森を出ようと花畑の中心から森に向かって行ったはいいのだけど、どう言う訳が花畑から出れませんはい
え!?てかなんで出れないの!?いくら歩いても花畑の中心から移動できてないみたいだし、どういうこと!?
はぁ、もう夜だし疲れたから休もう
゛ポンッ゛
え!?何!?どうして突然目の前に家が出てくるの!?びっくりした!
何この家?休もうとした時に急に出てきたってことはもしかして私が休めるようにとか?いやいやそんなまさか、魔法じゃあるまいし
いやけど本当に異世界ならこんな魔法もあるのかな?あれ?それじゃぁ誰がこの家を出したの?
あーもう!考えてたって仕方ない、この際どこにも行けないんだし1度入って見よう、そうしよう!
扉の前に来てみたのはいいけど、それにしても大きい。誰かいるのかな?
゛トントン゛
返事がない誰もいないのかな?
「すみませーん!誰かいますかー!」
……………………………
うーん、やっぱり誰もいないのかな?そう思って扉のノブに手を伸ばした時だった突然扉がひとりでに開いた。
なぜだかこの時私は普通なら怖いと思うはずのこの現象が大丈夫だと安心できると確信できた。
「お邪魔します」
「いらっしゃい!」
「え!?」
扉をくぐると目の前には笑ってこっちを見る女の人がいた。さっきまでいなかったはずのその人に私は驚いでびっくりしてしまった
そんな私に女の人は申し訳なさそうな顔で謝ってきた
「ごめんね驚かせてしまって」
「い、いえ、あの?」
「あら!そうそうごめんなさいフフッ
あなたと話せることがとっても嬉しくて。説明するから上がってフフッ」
「あ、はい」
よく分からず混乱していたがニコニコ嬉しそうに笑ってる女の人に不思議に思いながらもその後について行った。