表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/14

その二

あれから数日が経とうとしていた。女の子の名前は中田 藍、かつて一緒によく遊んでいたらしい。その頃の約束を信じて、俺のとこまで来たのが、今回の件らしい。で、藍はというと…

「英治さん、起きてください、朝ごはんできましたよ?」

俺は藍に軽く揺すられた。だが、眠かった俺は、二度寝しようと深く布団をかぶった。

「もう…英治さん!」

藍は怒って布団を床に落とした。そのあとで俺の脇をくすぐりはじめた。

「わ、ちょ、藍さん、やめて…!」

「起きますか?起きませんか?」

藍は楽しそうにくすぐりを続けている。

「起きます、起きますからやめてください…!」

笑い疲れてぐったりしたまま、俺はイスに腰掛けた。

「今日の朝ごはんは、目玉焼きとお魚とお味噌汁とご飯です!」

「…、あの、藍さん、どうしたらこんな実験成果みたいな状態になるんですか?」

藍は料理を今までやっていなかったせいか、とてつもない物を作り出す。

「だ、大丈夫ですよ、味は確認しましたし…」

藍はしょんぼりしながら、フライパンなどを洗い始めた。

「いただきます…ん?うん、見た目はともかく…」

藍の料理は見た目こそ悪いものの、味は至って問題はなかった。

「ちゃんと上手くなりますから、しばらくはその見た目で…」

「作ってもらえるだけでも、ありがたいですよ、俺だったら適当に済ませるか、食べないですから…」

俺は藍が作った朝ごはんを残さず食べていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ