第3話 怪物現る!
お久しぶりです!
第3話、遅くなってすみませんでした!
今作からは、本格的に牧場生活が始まったというわけですが、いきなりおかしな事が起こります。
表現が難しいところもいくつかありましたが、楽しんでいただけたら、とても嬉しいです。
パラッ パラッ パラッ
太陽がぎんぎらと、ひろし達を照らす。
ひろしは朝から、カブの種まきをしている。
ひろし「いちお、10個ぐらいまいとこう。」
教官「おお、いい感じにできてるな。」
ひろし「はい!」
教官「まき終わったら、水くみに行くんだぞ。」
ひろし「分かりましたー!」
種まき作業を終えたひろしはジョウロを持って、教官の指示通りに水くみ場へ向った。
水くみ場がどこにあるかは、教官に貰った資料を見たので分かっていた。
水くみ場に到着し、水をジョウロにくもうとしたとき、ひろしは目を丸くした。
なぜなら、水くみ場の水は、「水」ではなく、臭みがあって、しかも白い液体が混ざっている汚い「泥水」だったからだ。
ひろし「・・・えっ?これ、泥水じゃん・・・。しかも白いヤツが混じってるし・・・。教官!この水、汚い上に白い液体入りの泥水ですよー!」
遠くにいる教官に向かって、大きな声で言った。
教官「この牧場の作物は泥水で育つんだ!あと、その白いのは、ペンキだ!気にするな!」
大きな声で返事がきた。
ひろし「泥水とペンキの合成液で育つ野菜かぁ・・・。千葉にもあったらいいのに。」
ひろしは満タンに合成液をくんで、畑に戻った。
それを、先程まいたカブの種に与えた。
ひろしは、カブが成長しないのではないかと、少し心配になった。
でも、ここは教官を信じる事にした。
その後、テントに戻って牧場についての勉強を始めたひろし。
それから、しばらくすると、
???「ガウーガウー」
外から、猛犬の鳴き声のような音が聞こえた。
ひろし「ん?何だ?」
気になったひろしは、テントから顔を出した。
そこには、なんと、畑で暴れ回っている狼のような怪物がいた。
ひろしは思わず、テントの出入り口を塞いだ。
ひろし「な、何だよ、あの怪物・・・。一体、どうなってるんだ!?」
何だか嫌な予感がした。
パニックを起こしそうな精神と闘いながら、資料を見る。
ひろし「『怪物を退治する方法 スーパースコープで撃つ。』か。・・・えっ!じゃあ、道具倉庫にあったスコープで退治しろって事か!でも、今道具倉庫に行ったら、あいつの餌食になりそうだしなぁ〜・・・。」
怪物の餌食になるのは御免だと思い、念のため、テントの中でスコープがないか、探してみた。
ひろし「あったーー!」
奇跡的に、ひろしはスコープを発見した。
よく分からないコンビニ袋の中に入っていたのだ。
ひろし「よーし、これであいつを・・・!」
スコープを見つける事が出来たひろしは、希望が湧いたのか、ガッツポーズをした。
そして、テントを出て、怪物にスコープを向けて、構えた。
ひろし「覚悟しろよー!怪物めー!」
そう言って、撃った。しかし・・・
カチャ
ひろし「あれっ!?」
カチャ カチャ
ひろし「弾入って無いしーー!チッキショー!!」
思わぬ事態に、悔しがるひろし。
怪物「グーッ、ガウガウガウガウ!!!!」
怒った怪物が、ひろしに向かって突進して来た。
ひろし「うわああぁぁぁああぁぁぁーっ!!!!!!!!」
ひろしは絶叫しながら、慌ててテントに逃げ込み、再び出入り口を塞いだ。
テントの中でスコープを見つけたものの、まさかそれが弾切れなんて、思いもしなかっただろう。
ひろし「うう、どうしよう・・・。」
ひろしはパニクりながら、キョロキョロ周りを見た。
ひろし「あっ!あそこに道具倉庫がもう一つ!」
そう、テントの後ろ側の所にある別の道具倉庫が、テントのもう一つの出入り口から透けて見えたのだ。
ひろしは、もう一つの出入り口を開けて、スコープの弾を入手するために、道具倉庫へ駆け出した。
突然現れた怪物。
畑を守るため、牧場を守るため、ひろしはスコープで怪物を退治しようとしたが、まさかの弾切れハプニング発生!
果たして、ひろしは、スコープの弾を入手し、怪物を退治する事が出来るのか!?
つづく
どうでしたでしょうか?
意外な展開に驚いたという方はいましたでしょうか?
そこは分かりませんが、ひろしと怪物の戦い(?)は、次話へ持ち越しとなります。
これからも、ボチボチ頑張りますので、もし、こんな素人でも、宜しければ、応援お願いします。
今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。