表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出逢い  作者: 如月米美
プロローグ
3/3

転機

 くみと初めてLINEで話してから数日経った日のことだった。

 俺はその日、好きなマンガの映画を観に行ったことをLINEのマイページに載せた。風呂上がりがてらLINEを開くと、くみからスタンプが来ていた。頭に浮かんだビジョンを実現するためにLINEを送った。

『スタンプありがとうございます☻あと、あのマンガの好きな人探しているけど、誰かいる?』

すると、すぐに返信がきた。

『はーい☻私、そのマンガめっちゃ好き♪』『毎年映画みにいってるー(笑)』

『俺もです、今年の映画見ました』『公開日に』

『おー!公開日ってはやっ(笑)今週見に行く予定なんだー♪』

『一番、今回がよかった』『今までの映画で』

『へー、そーなんだ。楽しみだなぁ。私去年の映画はあんまり好きじゃなかったー』

『俺もです』『俺は6作目の映画が一番好きだったよ』『今年の映画が一番になっちゃったけど』

『だよね。あー、わかる。あれ面白いよね』

『うん、面白いね』

『ねっ♪なんであのマンガ好きな人探してたの?』

『それは、なかなかいないから語れないから』

『私もー。中学の時あのマンガの話できる人いなかったしー(笑)』『でも、あのマンガの話できる友達見つかってよかったー♪』

『俺もです(≧∇≦)』『意外といるんだね、あのマンガのファン』

『だね、毎週やってるアニメの方もも見てるよー♪』

『俺もです』『でも、原作に追いつきそうだから、オリジナルでごまかしたり、昔のを再放送したりと大変ですね、番組スタッフさん方』『早く、本編見たいです』

『それ思ったー(笑)早く本編みたいー♪あのキャラたちが出てくるやつやんね?』


 てな感じで、キャラの関係や昔の映画について、1時間話し込んでしまった。


『うん、内容思い出してきたわ(笑)それにしても、よく覚えてるね〜』

『だって、人に熱く語ったら引くでしょう。だから、今語りました』『スッキリしました!(≧∇≦)』『ありがとうございます☻』

『だろうね…(笑)よかったよかったー♪話聞けて楽しかったわー☻』『こちらこそ、ありがとー♪』

『いえいえ(≧∇≦)』『あ、話変わるけど』

『うん』

『明日、体力測定の持久走だね』『自信ある?』

『めんどくさい( ̄▽ ̄)』『んー走れん』

『いいタイムとりたい?』

『うん、体力賞ほしいしねー♪』

『走り方のコツがあるけど、教えて欲しい?』

『うん』『藤原くんって長距離得意なの?』

『俺は中学時代、陸上部の800m走の選手だったよ。万年ビリだったけど』

『えーそれ、信じていいの?』

『信じるか信じないかは、くみ次第だよ。じゃ、言うよ』

『うん』

『できればの話、まずはスタートしてから飛ばして、集団から抜ける』

『うん』

『その後、ペースを保つ』

『うん、頑張る』

『※一度ペースが落ちると上がらない』

『だよね…陸上やってたとき思った』

『だから加速は、慎重にタイミング良く見極めることが重要です』『くみって、陸上やってたの?』

『ありがと。陸上部はなかったけど、駅伝練習とかは参加してたー』『部活はバスケ部だったよ』

『そうなんだ』

『今日教えてもらったコツを生かせるように明日頑張る』

『そのために、早く寝ないとな』『僕は、そろそろ寝ます!☻☻』

『そーだね、今日はありがと(≧∇≦)おやすみなさい☻』

『がんばってね』『おやすみなさい☻』


その日は、あまり寝付けなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ