熱き夫婦の絆
五胡の王である劉豹と戦う一刀
だが劉豹の正体は一刀と同じ現代人であり、一刀と違って不幸な日々を送っていたと聞かされ
ドッゴォーンッ!!
油断した一刀は劉豹の攻撃を食らってしまった。
才蔵「やったぞ!音からして奴は戦闘不能に… 」
一人喜ぶ才蔵であったが
バァンッ!!
一刀は額から血を流しているだけで特に負傷はしていなかった。
すると
劉豹「貴様、私を嘗めているのか! 」
才蔵「何を嘗めてるんだ? 」
才蔵はわからなかったが
劉豹「油断していたとはいえ貴様ほどの実力ならば躱せたはずだ。なのに貴様はわざと攻撃を食らった。私を嘗めているのか!! 」
この問いに対して一刀は
一刀「別に嘗めているわけではない。俺には避ける資格がなかっただけだ 」
劉豹「なにっ!! 」
一刀「劉豹、残念ながら幸せな日々を過ごしてきた俺にはお前の苦しみを理解することができない。ならば避けずに攻撃を受けるまでだ! 」
一刀自身、もし蓮華と出会わなかったり、出会ったとしても目の前で蓮華が殺されでもしたら劉豹のようになっていたかもしれない
その気持ちから一刀は避けないと決意したのだ。
才蔵「バカな奴め♪ならば遠慮なく攻撃を… 」
劉豹「貴様は黙っていろ!! 」
一刀を容赦なく攻撃しようとする才蔵を止める劉豹
すると
一刀「お前は俺がいたせいで自分が苦しんだと言っていたな、ならば… 」
スッ!
一刀はその場に座り込むと
チャキッ!!
一刀「この場で切腹してやる! 」
腹を出し、得物の気伝丸を構える一刀
一刀「俺の死によってお前の苦しみがすこしでも晴れるのならば本望だ 」
どうやら冗談ではなく本気である。
才蔵「(いいぞ♪さっさと死ね♪) 」
劉豹「くっ…!? 」
喜ぶ才蔵に対して何かを思う劉豹
一刀「だが一つだけ最期の頼みを聞いてくれ 」
劉豹「何だ? 」
一刀の頼み、それは…
一刀「お前は俺が憎いのだろう。だから他の者には手を出さないでくれ!それを聞いてくれれば俺はすぐにでも腹を切る! 」
この一刀の言葉に
才蔵「(本当にバカな奴だねぇ♪その頼みを聞くフリをして全員殺してやるよ) 」
悪人らしい考えをする才蔵
だが劉豹は
劉豹「わかった 」
才蔵「えっ!? 」
劉豹「五胡の王として貴様の最期の頼みを聞いてやる。皆もわかったな!大陸の奴らには手を出すなよ! 」
五胡兵士達『了解! 』
才蔵「(何言っちゃってんのこいつ!?) 」
才蔵からすれば予想外な言葉であった。
劉豹の答えを聞いた一刀は
一刀「かたじけない 」
最期の頼みを聞いてもらった一刀は決意した。
小助『一刀、お前がそんな覚悟なら俺は止めやしねぇ。でも安心しな、お前が死んだら相棒として俺も死んでやるからよ 』
一刀の相棒である小助も一刀を止めようとしなかった。
一刀「(さらばだ。雪蓮、冥琳、祭、穏、思春、明命、亞莎、シャオ、茜、娘達、そして蓮華!) 」
スッ!
そして一刀が気伝丸を自分の腹目掛けて繰り出したその時!
蓮華「待て一刀っ!! 」
ビィンッ!!
一刀「みんなっ…!? 」
バァンッ!!
一刀が自害すると聞き付け猿帝の力によって茜達忍、炎蓮を除いた呉のみんなと呉の一刀の娘達が現れた。
思春「貴様、何をしている!! 」
雪蓮「バカな真似はやめなさいよ! 」
スッ…
みんなは自害しようとする一刀を止めようと向かうが
一刀「来るなぁっ!! 」
シュシュッ!!
一刀は印を結ぶと
一刀「金縛りの術!! 」
ブォンッ!!
みんなに向けて金縛りの術を繰り出し
祭「か…体が動かぬ!? 」
穏「どうなってるんですか〜!? 」
術を食らったみんなは動けなくなってしまった。
一刀「(これでよい!) 」
スッ…
みんなを止めた一刀は再び気伝丸を腹に突き刺そうとする。
明命「旦那様、お止めください!? 」
亞莎「待ってください!? 」
シャオ「一刀ーっ!?あれっ? 」
叫ぶみんなだが体が動かなくては止めることができない
一刀「さらばだみんな! 」
スッ!
そして一刀が気伝丸を突き刺そうとしたその時!
蓮華「待つんだ一刀! 」
孫登「父様! 」
孫慮「と〜ちゃ! 」
バンッ!!
一刀の側に孫慮を抱いた蓮華と孫登が現れた。
思春「蓮華様!?いつの間に!? 」
冥琳「何故蓮華様達が動けてるんだ!? 」
みんなが動けなくなっているのに何故蓮華だけが動けるのか
それには理由があった。
茜「そういえば聞いたことがあります。主君持ちの忍は主君に術が通じないと 」
通じるのは精々幻術くらいである。
だからジュンが腹いせに華琳に雷を落としたり、源治が桔梗の動きを止めてエッチなことをすることができないのだ。
蓮華「やめるんだ一刀!? 」
スッ!
一刀を止めようと接近する蓮華だが
一刀「来るな!!来たらすぐに腹を切る!! 」
ぴたっ!
一刀の言葉で動きが止まる蓮華達
蓮華「一刀… 」
蓮華は何故一刀がこのようなことをするのか理由を聞かなくても大体わかっていた。
一刀に限って冗談で自害するはずがない!
何か大事な理由があるに違いない!
その事さえわかれば十分であった。
蓮華「(一刀、あなたがそのつもりならば…) 」
スッ!
孫登「母様? 」
蓮華は孫慮を孫登に抱き渡すと
蓮華「よく聞くがよい一刀! 」
チャキッ!!
何と!?蓮華は南海覇王を自分の喉元に突き立てた!!
一刀「蓮華、一体何を!? 」
蓮華「あなたが死ぬのならばそれはそれで構わない。だがあなたが死んだら私も後を追って自害する! 」
蓮華も冗談ではなく本気であった。
才蔵「(おっ!何だか面白そうな展開になったじゃないか♪このままいけば北郷は死ぬし、あの女も後を追って自害する。そうなれば北郷は主君殺しの罪を着せられ最低の烙印を押される。たまらんぜ♪) 」
この状況のなか、一人だけ楽しむ才蔵
一方劉豹は
劉豹「うっ…!? 」
一刀達を見て何故か苦しんでいた。
蓮華「一刀、あなたを一人では死なせない。あなたが死ぬのならば共に死のうではないか 」
一刀「蓮華… 」
孫登「母様… 」
孫慮「たい… 」
蓮華の決意も揺らぐことはなかった。
蓮華「もちろん私以外の者が動けても同じことをしただろう! 」
そして一刀は
一刀「(俺はどうすればいいんだ!?俺一人だけが死ぬならまだしもまさか蓮華まで死ぬだなんて!?) 」
さすがの一刀も予想できなかった。
一刀「(こうなったら腹を切った直後、素早く移動して蓮華を気絶させるしかない!) 」
スッ…
そう考えた一刀が気伝丸を突き刺そうとしたその時!
劉豹「もうよいっ!! 」
全員『えっ!? 』
劉豹が突然叫ぶと
劉豹「もうよいと言っている。北郷よ、死ぬんじゃない! 」
何故か一刀の自害を止める劉豹
それには理由があったのだった。
劉豹「(何故私も孫権(蓮華)のようにあの人と共に死ぬ選択をしなかったのだ。そうすれば今よりはマシだったかもしれない。孫権のように勇気がなかった私は北郷を責めるしか選択がなかったがどうやら私が間違っていたようだ) 」
一刀と蓮華
夫婦の絆で劉豹の氷の心を溶かしたのだった。
劉豹「よく聞け五胡兵士達よ!大陸の奴らを攻めるのはやめだ! 」
五胡兵士「えっ!? 」
劉豹「王である私の命令を聞けっ!! 」
五胡兵士達『は…ハッ!! 』
劉豹は五胡兵士達に命じ、大陸軍との戦いを終わらせた。
一刀「劉豹… 」
と同時に
パチンッ!
神楽「ぶはっ!? 」
零奈「やっと動けました!? 」
一刀がみんなにかけていた金縛りを解いたのだった。
蓮華「劉豹、あなた… 」
劉豹「すまなかったな大陸軍、私が間違って… 」
と、その時!
ズキュゥーンッ!!
劉豹「うっ!? 」
一刀達『!? 』
劉豹を後ろからの光線が撃ち貫いた。
こんなことをする奴といえば…
才蔵「馬鹿か貴様 」
バァンッ!!
劉豹を撃った人物
それは如月才蔵であった!
現在新作二次創作を考え中、なろうではできないものは別サイトにて投稿します




