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とある戦神のゲームプレイ  作者: 眠眠蝉
一章 ゲーム開始
4/5

4

「うーん、・・・どれにしようかな」


俺は、今悩んでいる、LVが5になったのだが、取るスキルを決めかねているのだ。

候補は3つ


気配探知


人や、魔物の気配を探知する。


投擲


石や、投擲武器等をうまく投げられるようになる。


筋力強化


筋力を上昇させる。


理由として、気配探知は、2,3度後ろから襲われ少なくないダメージを負ってしまったから。投擲は、光魔術はおぼえられる攻撃スペルが少ないため他にも遠距離攻撃手段がほしいから。筋力強化は単純に敵に押し負けないためにだ。

他にも、鑑定や気配遮断などがあったが今は取るつもりはない、あまり必要ないしな、まあいつかは取るかもしれないが。


結局、取るのは気配察知に決め、始まりの町に戻ると、俺はログアウトした。


翌朝、俺は姉と弟と朝食を食べていた。

弟はLV12姉はLV15になっていて、二人が入っているギルドが合同で今日東の草原のボスに挑むので二人も参加するそうだ。

因みに、弟は『夕闇騎士団』というギルドのサブマスターをしているらしい、『夕闇騎士団』はギルドメンバー200人弱、しかも、その全てが中堅からトッププレイヤーという業界最大手とも呼ばれるギルドだ。

姉は『戦乙女達の楽園』というギルドのサブマスをしている、こちらはギルドメンバー23人だが全員がトッププレイヤーレベルだそうだ。ギルマスはもう、LV20を超えているらしい。

男子禁制というわけでもないが、ギルドメンバーは全員女性ということだ。


二人から、情報をもらった俺は、始まりの町の南にある森に来ている。

この森には、フォレストウルフというオオカミのようなモンスターと、トレントという人面樹のようなモンスターがいるらしい。


小道を進んでいくと、早速トレントが現れた。気配察知でモンスターが居るのが分かっていたので、あらかじめ召喚しておいたレーヴァテインで斬りつける。三回ほど斬ると、トレントはポリゴンのかけらとなって消えた。ドロップアイテムはトレントの枝というもののようだ。


それから、30分以上トレントと戦うが、なかなかフォレストウルフが出てこない。

LVも7になり、MPポーションも残り1つになってしまったため、始まりの町に戻ろうとしたその時。

狼の鳴き声が、あたりに響きわたった。


「やっと、フォレストウルフが出てくるのか」


俺は、レーヴァテインを構えフォレストウルフが出てくるのを待ち構える。ガサガサという音を立てて草むらから飛び出してきたのは、俺の予想していた大きさを二回りは超えた茶色の毛をした狼だった。


大きな狼は嘶くと、俺に向かって飛び掛かってきた。俺は、レーヴァテインで反撃する。

しっぽに斬りかかるが、大きな狼のHPバーはほとんど減っていない。


「くそ!『フレイム』」


今度は、『フレイム』で身体を焼くが、やはりあまりHPは減っていない。


だが、HPが減るということは倒すことが可能ということだ。俺はにやりと笑うと、襲ってくる大きな狼の腕をレーヴァテインで弾いた。


それから、どのくらいの時間が過ぎたのかは分からないが、奴のHPはもう2、3ドットしか残っていない。しかし、俺のMPもほぼ底をついていて、残っていたMPポーションも先ほど使ってしまった。

これが最後の攻防になるだろう、奴もそれを理解したのか「グルルルルル」と低い声で鳴く。


物凄い速度で奴が突っ込んでくる、俺は奴の振り下ろした腕を弾き、腹に斬りつけたが、奴も尻尾で俺を弾き飛ばし・・・共にポリゴンのかけらとなって消えた。











イベントボス


孤高の森林狼(ソロフォレストウルフ)


ドロップ


孤高の森林狼の毛皮×6


孤高の森林狼の牙×6


孤高の森林狼の尻尾×1


孤高の森林狼の爪×6


孤高の森林狼のネックレス


DEF11


特殊効果:これを装備しているプレイヤーがパーティーを組んでいないとき、そのプレイヤーのATKは1.2倍になる。

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