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SAMURAI―侍ー  作者: megu
9/11

シグマ

島に到着した一行は、岩礁に身を隠し、様子を伺った。


秋山「やけにあっさりと上陸できたな…」


アヤメ「でもこれだけ大きな船があるんだから、気付かれてはいると思うよ」


島の中を見てみると、リョウキの部下が30人ほど群れていた。


マヤ「結構いますね」


秋山「ああ。2秒くらいで片付くな」


マヤ「え?」


マヤが反応する頃には、秋山は岩影から飛び出し、敵の群集の前に踊り出た。


敵が「何だお前は…」と叫ぶ間もなく、秋山は刀を振るう。


秋山「うおおおおおォ!!!」


目の前にいた男をなぎ倒し、周りにいた連中も、剣圧で吹き飛ばしてしまった。


マヤ「す…すごい…」


アヤメ「さすがね」


秋山「さあ、見張りは片付けたぜ。早く…」


秋山の言葉を遮ったのは、突如飛んできた手裏剣だった。


秋山「なっ…」


その手裏剣が秋山に当たるすんでの所で、手裏剣が4つに割れ、地面に落ちた。


秋山「サンキュー牙!!」


牙は、手裏剣を斬ったばかりの刀に手をかけ、叫ぶ。


牙「油断するな!次が来るぞ!!」


言うが早いか今度は鉄の槍が飛んできた。牙はそれを真っ二つに裂く。


槍は、空中で縦に割れ、地面に落ちた。


秋山「やるねえ…」


すると、槍や手裏剣が飛んできた方向から「くそ!!」という声が聞こえてくる。


見ると、岩で急造したような砦があり、そこに幹部格と見られる男が3人立っていた。


そこで、先程槍を投げたと見られるモヒカンの不良のような男が騒いでいた。


男「くそ!!何であんなの斬れるんだよ!!」


すると横から紫色の髪を伸ばした男が「ざまあねえなサメク」と軽口を叩く。


サメク「うるせえよカイン!!てめえも手裏剣外したじゃねえか!!」


どうやらこの紫髪の男が手裏剣を投げたらしい。


すると、真ん中にいた茶髪の男が口を開いた。


男「平和主義の白竜海賊団が何の用かと思ったら、お前か、牙」


秋山「牙、あいつがリョウキか?」


秋山は牙に問いかける。すると牙は首を横に振りながら答えた。


牙「いや…あいつは弟のシグマだ」


シグマ「どうせリョウキに用があって来たんだろ?リョウキは砦の中だぜ」


シグマは、通れるものなら通ってみろと言わんばかりに、サメク、カインを従えて立ちはだかった。


牙「くっ…」


秋山「牙…あいつらは俺に任せて行け」


牙「!!?」


秋山「こんな事してる場合じゃねえだろ?早く行け!!」


サメク「行かせるかよ!!」


サメクは再び槍を投げる体勢に入る。が、その一撃を誰かに阻まれた。


シュラギ「困るぜ。ダチの邪魔して貰っちゃ…」


サメク「てめえ…」


その横で、カインが攻撃体勢に入るが、またしても止められた。


レオ「邪魔すんなって言ってんだろ!?」


カイン「くっ…」


秋山は、アヤメに指示を出す。


秋山「アヤメ!!牙とマヤについて行ってくれ!!」


アヤメ「分かった!!後は頼んだわよ!!」


牙「すまん、3人とも」


マヤ「皆さん、どうかご無事で…」


秋山、シュラギ、レオを残して、3人は砦の中に入って行った。


秋山「さてと…」


秋山はシグマの方に向き直る。


シグマ「俺の相手は必然的にお前になるのかな?」


秋山「ああ。俺も今そう思ったところだ」


シグマは残忍な笑いを浮かべて言う。


シグマ「最近、半隠居みたいな暮らしでウンザリしてるんだ。久しぶりに戦いらしい戦いを希望するぜ」


シグマの言葉に、秋山は更に残忍な表情で答えた。


秋山「こっちの台詞だ」

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