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SAMURAI―侍ー  作者: megu
10/11

秋山VSシグマ

シグマと対峙した秋山は、相手に違和感を覚えた。


秋山「てめえ、武器は持ってねえのか?」


そう、シグマは丸腰だったのである。シグマは秋山の問いにニヤけながら答える。


シグマ「俺にはそんなもん必要ねえ」


秋山はどうしたもんかと考えた。シュラギのように素手で戦うタイプなのだろうか?


何にしても、丸腰の相手に刀で斬りかかるのは気が引ける。


秋山「あんまりフェアじゃねえから嫌なんだが…」


秋山は刀を構え、臨戦態勢に入る。


秋山「行くぜ!!」


一方、牙、アヤメ、マヤの3人は、たびたび現れる護衛を撃破しながら、砦の深部へと向かっていた。


マヤ「秋山さんたち…大丈夫でしょうか…」


アヤメ「大丈夫よ!!さっき見たでしょ?秋山の化け物っぷりを!」


牙「いや…どうだろうか…」


牙はなんとも言えない声のトーンで言った。


アヤメ「どういう事?」


牙「シグマの能力は厄介だ」


――――――――――――――――――――――――――――


秋山「くっ…!!」


牙の予感は、皮肉にも当たっていた。


秋山「何だその体は…」


シグマ「ふふ…」


秋山はシグマに数発斬撃を浴びせたが、全く刃が通らない。


そして破れた彼の衣服からは、金属の様な光沢を帯びた硬質な皮膚が覗いていた。


秋山「てめえ"異能者"か…」


異能者とは、常人離れした能力を持った人間の事である。この世界には、単純な悪党ばかりではなく、こうした異能者も存在している。


秋山「しかも刀とは相性最悪な能力だな…」


シグマ「ははっ!!俺の能力は、全身を硬化する能力!!てめえの刀も、俺の能力の前には無力だ!」


秋山「いや、だから俺もそう言ってるだろ?」


シグマ「…」


一瞬、場の空気が凍りついた後、シグマが続ける。


シグマ「知ったような口ききやがって…見せてやるよ!!俺の本当の力を!!」


そう言うと、シグマは秋山に強力なパンチを繰り出す。


秋山「!!」


秋山はそれを間一髪でかわすが、直後、秋山の真後ろにあった岩山が崩れ落ちた。


シグマ「ははっ!!どうだ!さっきと同じ軽口が叩けるかよ!!」


秋山「…」


――――――――――――――――――――――――――――


マヤ「刀で斬れない能力?」


牙「ああ」


アヤメ「なら、あんたがそのシグマって奴をやった方が良かったんじゃないの!?」


少し間をおいて、牙は答える。


牙「確かに…4年前の敗因はその能力だ。拙者はあの硬化の能力を克服するために、斬鉄流を会得した」


アヤメ「だったら…」


アヤメの台詞を遮るように、牙は言った。


牙「ダメなんだ…シグマを倒せても…」


アヤメ「!?」


「そうだったよな?牙」


牙、アヤメ、マヤ「!!!」


砦の奥から出てきたのは、牙の父親を殺し、マヤの家族を殺した、今回最も倒すべき相手だった。


牙「リョウキ…」


リョウキ「よお牙。久しぶりだな」

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