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提琴小夜曲 第2巻  作者: 弥月ようか
1/1

序曲

とある会議室から出てきた2人の生徒は息を荒げて壁に手をついた。

「受付、間に合ってよかっただろ」

「梟夜くんだけ走ればよかったのよ。

 足が疲れたわ。」

「なら、サロン行くか。」

桃花鳥とき梟夜きょうやに返事を返さず、くる、と体の向きを変え、サロンの方へ歩き出す。

無駄な会話が増えてはきたものの、桃花鳥は相変わらず。


山藤くまやなぎ桃花鳥といちい梟夜。

音楽の才に秀で、その容姿、成績も人並みはずれた二人。

桃花鳥は型にはまった優等生で、かなりの負けず嫌い。

一方梟夜は頭のいい問題児で、毒舌で無神経無愛想。

そして彼もかなりの負けず嫌いだ。

しかしまあ、二人の間で主導権を握るのは常に桃花鳥。

梟夜はいつも桃花鳥と意見がぶつかりこそすれ、最後には桃花鳥を立てていた。

最近騒動を起こすことも少なくなってきた二人だったが、未だ音楽関係外となるといざこざが絶えない。

ペアを組んでまだ二ヶ月。

外は雨のやまない六月。


2人の前には、新たなイベントが待ち受けていた。

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