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推しカプの公爵とヒロインをくっつけようとしたのに公爵様からアプローチが止まりません  作者: うみ


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お家訪問編2

〜前回までのあらすじ〜

突撃家庭訪問


箱の中を見ると、キラキラのケーキがぎっしり並んでいた。

「す、すごいです……!どうなってるんですか!?」

「うちの魔法使い達が最近話題にしててね。セレナが好きかと思って」

熱っぽく私を見つめる視線に耐えきれず、思わず目を逸らす。

どうしよう、あのデート以来、ノア様の甘さが増している……本当にヒロイン攻略対象なのか疑いたくなるくらいだ。


「ほんとは2人でどうかと思ったん―」

「とりあえず席についてもいいか?色々と話したいことがあってな」


ずいっとノア様が私に触れようとした途端に真ん中に割り込んでケーキを奪ったかと思うとニーナに手渡した。最近レオン様邪魔してくるんだよなぁ……私の記憶だと前はセレナが嫉妬して欲しくてわざと他の男と仲良くして嫉妬させようとしてもうまくいってなかったのに。

ノア様とは幼馴染だから私っていう変な虫をつけたくないのかしら。……その説あるな。


「セレナ様……?」

脳内で薄い本ネタを繰り広げる私にリディアが声をかける。

「あ、立たせたままで申し訳ありません。こちらお座りください」


案内すると各々が席につく。うーん。本当にこの世界は顔が強い人しかいないなぁ。それにしてもチラッとリディアを見る。

こんな子ゲームにいたなあ……?本当にレオン様とヒロイン以外読み飛ばし気味だったから正直友達とか……


ん?


目の前のキリッとした可愛い、というより綺麗、という言葉が似合うリディアを見つめる。


「……?どうされました?」

「いえいえ」


なんか引っかかるな……。とはいえずっと顔面を見つめ続けるわけにはいかない


「ところで本日はどんな用があったんですか?」

「入学前に話を合わせておきたくてな」


すでに出されているお茶を飲みながらレオン様がサラッと言ってのけた。話を合わせる?

「?」

「セレナは俺が王子ってことは知ってるだろ?」

「そ、そういえばそうでしたね……」

最近謎のアプローチが強すぎてキャラ崩壊してましたけど確かにあなた王子でしたね。


「俺は男爵の息子として入学する。前からそのつもりだった」

「将来の側近候補を見つけるためですね?」

「なんだ、もう知ってたのか、レオン」

「……言ってたか?」


ギクっ。思わず背筋が伸びる。やばい王子というのは聞いてたし覚えてたけどレオン様からなぜそうする必要があるのか聞いてなかった。


「とりあえず今日は入学後、周囲が混乱しないように、ノアの正体を知ってる我々で立場や振る舞いを確認しておきたい」

「わかりました」


私はカップをぎゅっと持ち、頷く。

「リディア様もノア様が王子ということをご存知だったんですね?」

「うふふ、うちは王族と主に貿易で長く付き合いがある公爵家ですので昔から知っていましたのよ?それこそノア様が生意気だった頃からね」

「お前には負けるよ」

「あら、喧嘩したいって?ここじゃ悪いわ。お散歩に行きませんこと?」


バチバチと火花を散らす2人を諌める。なんか王子vs公爵令嬢はやばい。なんかとんでもないダンブ○ドア先生vsボル○モートみたいな争いになりそう。


そうか、私は全然記憶がなかったけどこの子公爵令嬢なんだ。だから勉強会の時にもレオン様相手に強気に出て来れたのね……ん?公爵家のご令嬢……?やばい、私のピュアラブセンサーが探知してる。この子もきっと物語のキーマンだ。思い出せ私!!!


ノア様はにやりと笑い、軽く私の肩に触れる。

「そういえば、俺、入学後1年間は男爵として過ごすんだ」

「はい、知ってますよ」

まるで2人きりの秘密のように息を潜めて私の耳に口を寄せる。

その様子を黙って見ていたレオンの眉がぴくりと動く。


ノアはさらにくすくす笑い、肩を少し近づけてくる。

「俺1人だとボロを出してしまうかもしれないな。セレナがそばにいてくれたらいいんだが……」

みんながいるのに惜しげもなくその美しさを私の瞳いっぱいに映し出して――


「やめろ。話が進まないだろ」

レオンは低く唸るように名前を呼び、手を伸ばしてノアの腕を軽く押す。

声は低く、軽くさっきをも孕んでいる。初対面の頃の嫌悪感むき出しモードの頃を思い出す。


ノアは挑発的に笑いながら少し後ろに下がる。

「べつに仲良くしているだけだからいいだろ?変な意味を持たせてるのはお前だ」


牽制されてもまた肩を引き寄せ側頭部にキスされるようなそぶりを見せると――

「やめろ!」

部屋中が震えるような声でレオン様が叫んだ。


突然のレオン様の必死な様子に胸が跳ねる。ノア様はくすくす笑い、レオン様を挑発しつつも手を引いた。


「ほう?」

ニヤニヤと新しいおもちゃを見つけたようにノア様がレオン様を品定めする。私はもう目まぐるしく変わる状況についていけずひたすら心臓を動かすしかなかった。


Twitterアカウント作りました。

作りましたというか稼働させてなかったやつをリサイクルしちゃったんですけどあります


https://x.com/s9bg9kow5lc25pn?s=21

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