表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しカプの公爵とヒロインをくっつけようとしたのに公爵様からアプローチが止まりません  作者: うみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/32

お家訪問編

〜前回までのあらすじ〜

治癒魔法最高。


今日は久々に平和な一日――を過ごす予定だ。

あの怒涛の勉強会を終えた今。ひたすら休みたい気分でしょうがない。


勉強会の後、結局リアム様は謝罪をしつつもヘラヘラしてたしレオン様はやや不機嫌そうだった。ノア様も終始心配しつつ私の髪の毛やら触れようとしてレオン様に牽制?(多分違うけど)されててそれはもう目立ちに目立ちまくった。勘弁してくれ。私がヒロインポジみたいなことしてどうするんだ。


何はともあれ今は攻略対象達と良好な関係を結べているはず、結んでいたい、結べてなきゃまずい。まじで。ふとここで気になったのがヒロインの存在。なぜか攻略対象とはこんなに接触があるのにヒロインとは一切ない。確かに悪役令嬢の私とソフィの出会いは入学式だけど。


とっととヒロインとレオン様は出会って早く恋愛しろ。はよ。


「ヒロイン絶対可愛いよなぁ……」

デュフフフ、と誰にも見せられない顔を枕を抱きしめながら顔を緩める。ピュアラブではヒロインは一切顔が出てこないのだ。それでも攻略対象が可愛い可愛いというので絶世のド級に可愛い子に違いない。だから可愛い子がいたらヒロインなんだ(暴論)


最近は魔法の出力も安定し始めてきてるし、今日は1日ゆっくりして――いやいや街に出るのもありか?家でやることが多すぎて街に出たことがないけど街デビューしてみてもいいかもしれない。腕を組んで唸っているとドアが開いた。ノックをしてくれ。


「お嬢様、お客様が来ちゃいました」

「事後報告」

「押しが強い人たちばかりで」

「護衛とは……まって、たち?」


バット後ろを振り向くと時すでにお寿司。いや、遅し。


「レオン様!?!?!?」

あんたなんだかんだ行って庭くらいにしか来なかったのにとうとう部屋まで進出してきてどうするのよ!?


「思ったよりシンプルな部屋だな」

「ノア様!!」

レオン様を筆頭にさも約束してましたが?なような顔をして美の暴力の化身の攻略対象が入ってきた。しかもなんか女性1人いるし、確か彼女は……


「ご機嫌ようセレナ様。こちら先ほど使用人にお土産をお渡ししました。突然の訪問申し訳ございません」

「あ!リ……えと、リ――」

「リディアですわ」

「リディア……様!」

「リディアでよろしいですわ」


ゾロゾロと入ってきた3人の共通点は美形という点に加えて非常識な3名が部屋に進撃してきた。

ウォールマ○アは壊滅か…!?


「……もしかしてノア様とレオン様、セレナ様にご訪問の件についておっしゃってませんでしたの?」

「手紙で伝えたはずだが?」

「俺は伝えてないな」


おっと何でそこ意見が割れた?

「そうは言われても手紙も来てませんよ?」

「あ、最近お嬢様の手紙がすごいので選別してました。多分レオン様宛名書きそびれましたか?」

「……そんなことない……はずだが……」

「多分お嬢様が今までストーカー過ぎて宛名描くのに慣れてなくて書き忘れたんですよ。レオン様からの手紙は即お嬢様に渡すよう言われてたので。一通もきたことないですけど」

「そ、そうか……」


照れくさそうに私の方を見てるけどそれ、ストーカー時代のセレナであって私ではない。私は拾える情報はあった方がいいから特に指示をそのままにしてるだけであって決して好意ではない。


ダルケルが部屋から出ていったと思うと数秒で部屋に戻ってきた。

「あ、ありました。廃棄してしまったようですね。ほら、宛先が書いてない」

「ほんとだ……レオン様の筆跡。というかよくあの山の中から……というか探すの早過ぎじゃない?」

「一度見た筆跡を記憶して思い浮かべて引き寄せる魔法を使ったので」

「へえー」

「「「え!?」」」


私はもちろんリディア様もニーナも驚く。男子陣はなんてことないような顔をしている。


「そ、そんなことが出来るの!?ハイレベル過ぎじゃない?」

「いや、高等魔法を習得しなければいけないが意外とそう難しい話ではないぞ?」

「ダ、ダルケルあんた何者……?」


ふっと護衛にしては綺麗な顔を惜しげもなく披露するこの男は

「ただのお嬢様の護衛です」

決め台詞を言ったかと思えばパチンとウインクしてみせた。他にもご令嬢がいたら悲鳴の一つでも上がりそうだ。こやつモテるぞ。


また1つ七不思議が垣間見えたが今は目の前にある七不思議を片付けなければいけない。ああ、私の平穏な休日が。心の中で手を組んで祈ると目の前のイケメン達は直接手渡しで何か渡そうとしてくる。


「ん」

最近ツンデレ属性も身につけたこの目の前の欲張りさんから紙袋を受け取る。中を見ずに掴み紙袋から取り出すと

「ジャム……?」


思わず頭の中にハテナが埋め尽くされる。謎チョイス。どゆことこれ。解説求む。


「くっ、レオン、セレナにちゃんと説明しないとわからないだろ?」

事情を知ってそうなノア様がクスクス笑いながらジャムを手に取る。

「これは今街で流行っているらしいんだ。紅茶の中に入れると美味しいらしいぞ?ご令嬢の間で流行っていてな。レオンが女性が喜ぶものがわからなくてウロウロしてたんだが見かねたご令嬢が教えてくれてな。見ものだったぞ?」

「ウロウロしていないし別に困ってなんかいない。」

拗ねた表情も可愛いこっちをもっと見なさいレオン。ヒロインが他の男と話してる時にその顔を是非ともやって欲しい。入学したら嫉妬イベント起こそう。今決めた。、


「俺からはこれ。気に入ってくれるといいんだが?」

と言いつつ気にいるだろ?という自信をひしひしと感じる。そのドヤ顔も眼福です。顔に見惚れながら受け取って中に入っているものを見ると

「わあ!」

思わずそんな声が出てしまうほどノア様のセンスがすごかった。

「気にいると思って」

優しい目を向けられながらそう言われて思わずときめいてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ