勉強会編1
修正しました。まるまるストーリーぶっ飛ばしたものを載せてしまいました。てへぺろすまん。
「あのー……。レオン様……?」
焦る私、背を向けてこちらを見ないレオン様。面白そうに高みの見物を決め込むノア様。
今は勉強会真っ只中。
そもそもなんで勉強会が開かれているかというと――。
時は遡ること1週間前。
「これは何かしら?」
質のいい封筒をつまみながら差し出し人を確認する。
「り、……ディア?」
「お嬢様の交流されてたご友人にはリディア様はいらっしゃいませんね」
「じゃあ間違いかしら?」
中身を見なければなんとも言えないけど何度見てもうちの住所で私の名前だ。たださすがに貴族同士であれば挨拶もしたことがないのに手紙を出すことなんてないだろうと思っていると
「俺ですね」
「「え」」
犯人が名乗りあげた。コ○ン君なら推理の邪魔されてドロップキックかましそう。そう言えばコ○ン君って推理中に自白されたらどうするんだろ。眠らせないのかな。
どうでも良すぎる思考に耽ってると相変わらず私の後ろから首をにょきっと出して無礼な護衛が口を挟んできた。俺ですねっていう割には宛先が私になっている。なぜ。
「ダルケルの知り合いなの?」
「そうですよ。この間のパーティーの時に挨拶したんです」
「思ったけどなんでダルケルが挨拶する必要があるの?」
「俺魔法学院の卒業生ですし人付き合いの苦手なお嬢様はよく自分の代わりに俺に挨拶行かせて交流してましたよ。貴族で交流ゼロはまずいので。まああれです。上司が忙しかったら部下が挨拶する的な。」
なんというサラリーマン!!!もうそれサラリーマンの働き方じゃないの!もしかしてセレナ人付き合い下手だからダルケルにやらせてたの!?でもちょっとだけダルケルが私のために動いていたことを知って感動した。
思わぬ事実に衝撃を覚えていると勝手に手紙が開けられていた。もうツッコむまい。
「あー……招待状ですね!」
「ええ!?また!?」
この間のパーティーで引き寄せられるように攻略対象と顔合わせしたから行きたくない。あのパーティーは思い出せば出すほどやらかしたって思う。なんで攻略対象に自らおもしれー女になってしまったのだ。物語でも始める気か?ここ乙女ゲームの世界だから間違いではないけど。
「どんだけ貴族ってパーティーしたいのよ。次は何パーティー?鍋パ?」
「勉強会のお誘いですね」
「勉強会!?」
「珍しい話ではないですよ。入学前に人脈を広げておくことは大事ですし、魔力や基礎を鍛えておくのは大事なので」
なんてことないように言ってのける余裕はさすが卒業生。容量がわかってそうだ。なんだかんだ今後も彼を頼ることが多いだろう。
私も治癒魔法だけ今は鍛えてるけど学生でいる間は基礎も鍛えなきゃいけないのか……。ああ……まさか学生生活をもう一度やることになるなんて。人生ってわからん。ホ○ワーツみたいな学校だったらどうしよう。生きていけないかも
「ダルケルが挨拶したから誘ってくれたってことね?」
誘われた理由に合点がいくと
「あとはお嬢様は最近話題になってますから」
「私!?叱られる覚えがなければ褒められる覚えもなくってよ!?」
「それもどうなんですかね」
悪いことはまだしも良いこともしてないのはどうかと思うが最近の私は大人しくしているはず。
「あのレオン様にアプローチが酷かったストーカーがまともになってる!とお嬢様を知っている方々ではその話題で持ちきりだそうですよ。しかもノア様とデートされてるのも話題になって三角関係になってるとか泥沼だとか」
「は!?なにそれ!?」
「みんな噂大好きですから。多分根掘り葉掘り聞きたいんでしょう」
なんてことないように紅茶を飲んでいるけど私からしたら大問題だ。お願いだからレオン様とヒロインの出会いに亀裂が入るようなことにならないでよ!?思わず頭を抱える。
せめて入学式のあの出会いスチルを見るまでは何もしないで……!あわよくば授業中の手繋ぎシーンとかオリエンテーション合宿のハプニングイベントとか校外学習のキスシーンとかたくさん見たいものがたくさんあるけども!!!思ったよりも自分が欲深いことに気づいたけども!
「とりあえず入学式までに噂を落ち着かせて、せめてレオン様とは婚約破棄目前!だけど友達!な関係を築かねば……」
「「婚約破棄するけど友達の関係とは」」
今回は従者は含めない催しとのことで私は1人で戦場に行くのだった。
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勉強会編が先です。




