あの土曜日
薄明かり色の雲
それを見る草木の芽。
癒やされる水彩画に
足が止まった。
この町を囲む山が
黒くなる夕暮れ時。
経済のグラフみたい。
稜線が上下する。
君はどうしているの。
ふと思う冬の終わり。
土曜日が過ぎていった。
肌寒さ残して。
来週は三月で、
心待ち、春の訪れ。
人は皆、優しい声で、
お帰りと言うのかな。
君はどうして今も、
約束は冬のままで。
土曜日の都合はもう、
聞かないでいるよ。
君はどうしているの。
ふと思い歩き始める
仕事になったあの土曜日、
やっぱり悔しい。