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とりあえず「ア」  作者: XケンX
1/7

とりあえず「日常」

朝起きるというのは辛い。いくら寝ても眠い。いくら早く寝ても疲れが取れない。寝ても眠いなら疲れが取れないなら…


「…二度寝するか」


「二度寝するかじゃない!」


「なんで桜ねぇがここに?ここ俺の部屋だよ」


「起きてこないから起こしに来たの!早く起きて朝ごはん食べなさい」


俺を起こしに来たのは【水蓮氏 桜】朝早く会社に行き夜遅くに帰ってくる親の変わりに俺ら兄弟の面倒を見ながら家事もしてくれるしっかり者の姉だ。


「ここで二度寝したら絶対怒られるだろうから素直に起きるか」


俺は布団から出て制服に着替え洗面所に向かった


「健おはよう」


「海玖かおはよ〜」


「また桜姉さんに起こしてもらったんだね」


「毎回毎回朝早く起こしに来てくれてご苦労な事だよ」


「健が早く起きてきたら良いだけの話だよ。まったく…早く顔洗ってリビングに来なよ」


そう言って洗面所を後にしたのは【水蓮氏 海玖】成績優秀で男女両方から人気がある。俺のクラスのクラス委員長もしてる。ただ可愛い女の子のような顔立ちをしてる事を本人は気にしてる。クラスでも良くおとこの娘としてイジれもしてる。ちなみに俺と双子である。どっちが兄でどっちが弟なのかは親が『喧嘩する原因になるかもだから教えない』との事で分からない。今となってはどっちでも良いんだけどな。


「相変わらずしっかりしてんなぁ〜きっと桜ねぇに似たんだな」


俺は顔を洗ってリビングに向かった。


「やっと来た!早く朝ごはん食べなさい」


「健にぃやっと起きて来た〜!」


「毎朝飛びついて来るな」


俺に飛びついて来たのは【水蓮氏 翡翠】とても人懐っこい性格で元気が取り柄の俺の妹だ。ダンス部に所属しており部長も務めている。


「相変わらず元気だね翡翠は」


「海玖にぃはもっと筋肉付けてよ!抱きつけないじゃん!」


「飛びつくなら健に飛びつきなよ。桜姉さんとわっちはか弱いからな」


「残念ながら翡翠が飛びついて来ても私は余裕で受け止めれるよ」


「どんまい海玖。翡翠の飛びつきに耐えれないのはお前だけみたいだな」


「健はともかく桜姉さんに裏切られるとは」


「はい!この話は終わり早く朝ごはん食べて学校に行きなさい。皆が食べないと私も学校に行けないから」


「「「はーい」」」


朝起きるのは憂鬱だ。二度寝がしたい何時間も寝たい…

だけどずっと眠れない。だからとりあえず「日常」を過ごして寝るか

【水蓮氏 健】[すいれんじ けん]

本作の主人公。水蓮氏家の真ん中でいつもやる気が無い。行動が遅いためいつも兄弟達に怒られている。ただ本人はそれを治すつもりは1ミリも無い。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

次の話を読んでぐたさると嬉しいです。

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