マルキ・アメジス少年の日常
「いってきまーす」
マルキアメジスはそう言って家を出た。
マルキアメジスは小学4年生である。この国では、
7歳から10歳の三年間基礎知識を学び
11歳から15歳で進路を決める。
そして16歳からは、働き始めるか、騎士の学校
『17歳から24歳まで』騎士としての基礎知識、
基礎体力作りを始め、剣の使い方、盾の使い方
警備の訓練などを行う。
そして、これらを審査し騎士に向いているか、否か
判断し、24歳までに騎士に向いていないと判断
もしくは、何も判断下されなかった場合
卒業後は、どこかで仕事を探さなくてはならない
このように騎士制度がある国なのである。
さて、話をアメジスの視点に戻そう。
アメジスは周りよりも小柄で体重もあまりなかったしかし、運動神経、反射神経はとてもよく
本来ならみんなの人気者頼れる存在なんだなと、
思ってしまうのだろうが、この国ではあまり良く
思われなかった。
ある日アメジスは森を歩いていると、丸太が突然
転がってきた、なんせ歩いてる場所は、すこし
傾斜があったため、丸太は勢いよくアメジス目掛け転がってきた。
しかしアメジスは、丸太が目の前に来ると、近くの木の側面目掛けてジャンプ、そして丸太が通り過ぎた辺りで地上に着地した。アメジスは、頭も良く
とっさの判断には、定評があったそうだ。
「危なかった〜」
アメジスはほっとしたのか木の影に座っていた。
すると丸太が転がってきた方向から次は、矢が
飛んできた。その矢は木の枝と石で出来ていた。
しかしあまりにも鋭く石が加工されているため
簡単に地面に刺さった。そして、矢が飛んできた方向を見ると、同級生の姿が見えた。
「いつも僕をいじめて来る奴らだ」
そして矢が降ってこなくなってから、木の影から、
体を出しアメジスは叫んだ。
「なんでいつもいじめるの!」
いじめっ子の中のリーダーが出てきてこう言った
「お前は、伝承になっていた反逆者みたいだからだ!
チビだし、さっきみたいに、あんなこともできるし
だから、この俺が、お前がこの国に反逆しないように、怪我を負わせててやるんだ!」
と叫んだ。と、そのときアメジスの方へ、矢が
さっきよりもたくさん降ってきたのだ。
アメジスは流石に動揺したらしく、びっくりして
急いで木の影に隠れた。
「なんでなのなんでみんな僕が伝承の反逆者に似てるからって、寄ってたかって僕をいじめるの?」
アメジスの中の悲しみは、等に限界を超えていた。
その中さらに矢は飛んできた。
アメジスは、地面に刺さっていた矢を一つ持ち
泣きながら走って逃げた。
いつ矢が当たるかわからない、いつ襲ってくるか
わからない、そんな恐怖の中アメジスは、
矢を持って走った。