表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/70

0:俺も無事トラックに轢かれました

 俺の名前は海良寺清実かいらじ きよみ、十七歳。

 今、まさに死んだところだ。


 皆まで言うな。分かってる。どこにでもある話だ。


 確かに、俺はトラックに轢かれた。

 ボールを追いかけて道路に飛び出した子供を助けようとして。


 もちろん死ぬつもりはなかった。俺はそこまでお人好しじゃない。

 子供を突き飛ばしたついでに、自分も走って、それでどうにか逃げられるはずだった。


 なのに、誰かが俺をもう一度突き飛ばしたのだ。

 中央分離帯を越えて反対側の車線に飛び出した俺は、逆方向のトラックに轢かれて死んだ。


 幸か不幸か、痛みを感じる暇はなかった。

 死体は相当エグいことになっているだろうけど、それも見ないで済んだ。


 そして予想通り、女神に出会った。

 すんごい美人でおっぱいが大きい女神。

 冴えないフツーの高校生だった俺にチートな能力を授けて、うまいこと転生させてくれるって。


 そこまでは俺の希望通りだったんだ。

 ……そこまでは。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ