シーン1:“寝覚めの小鹿亭”・2
細腕に見合わない量の荷物を抱えて先頭を歩く黒髪の女性が案内した先は、メインストリートの表通りに面した小さな家屋だった。何らかの店舗が入るらしいことは予測がつくが、開店前なのだろうか、まだ新しい外壁は小綺麗にされた様相で、本来看板を下げるであろう吊り金には風が通るばかりだ。
女性に促されて店内に入る一行。店内はアンティーク風の小洒落た内装で、気の暖かみと心地よい風の通りを感じる、居心地の良い雰囲気だ。店内に並べられた机や椅子ひとつをとってもこだわりを感じられる。
ウィズ:「おじゃましまーす、っす」 入っていくよー
マリオン:「失礼しまーすっ」 一礼してから中へ
ティーダ:「おじゃましまーす!」 一礼なんて礼儀は知らなかった。そのままどーん
ルメイ:「こんにちはー」
マーロウ:「お邪魔いたします」
ミレイ:「お邪魔するのぅ……?」
???@GM:「おや、どちら様かな。失礼、まだ開店準備中なんだ」
GM:そう言って姿を現したのは、モノクルをかけた老タビットです
ルメイ:「さっきそこで、黒髪の眼鏡が理知的なお嬢さんに、お茶に誘われてね~」
???@GM:「アリスに? そうでしたか」
ウィズ:「回転準備、っすか? お寿司屋さん……?」
ティーダ:「あれ、ここ……。あー! ここ、父さんが建てた建物! そっかー。ここやっと人が入ったんだー! 」 きょろきょろとお店の中見てます
ウィズ:「まさかお寿司屋さんが入るとは思わなかったっすねー」
GM:その後ろから、いくつか重い物音が立ち、おや、と振り向いた先に先ほどの女性がやってきますね
黒髪の女性@GM:「ご主人様、先ほど彼らに迷惑をかけてしまいお詫びにとお招きさせていただきました。少し場所を使わせていただいてもよろしいでしょうか」
???@GM:「ああ、構わないよ」
黒髪の女性:「ありがとうございます、ご主人様。どうぞ、みなさんお好きな席におかけになってください」
ミレイ:「……角の席を貰おうかのぉ」
マリオン:「はじめまして、マリオンです! お見知りおきを!」 アピールしとこう
マーロウ:「マーロウと申します。どうぞよろしくお願いいたします」
???@GM:「初めまして、私はハイネル・トールキン。 明日から冒険者の店として開店予定のこの店の亭主だよ 」
ルメイ:「じゃ、ここ」 と適当な椅子に座ろう
ティーダ:「ヘルムの人、近くに座っても良い? ウィズくんもこっちこっち!」 ルメイさんの近くに座ろう
ルメイ:「いいよ! あ、ボクはルメイ。よろしくね」
ウィズ:「りょうかいっすー!」 ティーダ君の隣!
ティーダ:「僕はティーダ! お兄さんさっきはすっごいカッコ良かったね!」 ニコニコ
ウィズ:「おれっちはウィズっすー!」
ルメイ:「そう? ま、女性には優しく、が信条だからね」
ティーダ:「クール! うん、そういうのすっごくカッコいいと思う!」
ハイネル@GM:「残念ながらお寿司屋じゃないんだ。期待を裏切ってすまないね」
マリオン:「冒険者の店!」 マーロウちゃんの隣に座りながら
ルメイ:「冒険者の店? いい偶然だね。ボクは冒険者志望なんだ」
マリオン:「実はルメイくんとさっきそういう話をしてたんだ」
マーロウ:「冒険者ですかー。ふむふむ、なるほどー」
ミレイ:「宿か……渡りに船じゃな……」
ティーダ:「冒険者の店……?」 きょとんとしてるよ
ウィズ:「? 回転するんじゃないんすか?」
ルメイ:「店が開く方の開店じゃないかな?」
ウィズ:「あ、あぁ! そっちっすか! 惜しかったっすー!」
GM:とわいわい話してるうちに芳醇な香りがあなたたちの鼻孔をつき、先ほどの女性がトレイを持ってやってきます。一人一人に紅茶を淹れ、振る舞いますよ
黒髪の女性@GM:「どうぞ、ごゆっくりご賞味ください」
ティーダ:「わぁ、すっごく良い香りだね!」
ルメイ:「わあ、素敵な匂い」
マーロウ:「まあ、美味しい。あ、わたくしはこのバタースコッチパイとモンブランとショートケーキを頂きますわ」
マリオン:「いい香り。それじゃ、ケーキと一緒にいただきまーす!」 イチゴ避けてから食べ始めよう、最後のお楽しみだ
ルメイ:「素敵な女性に淹れてもらえるなんて、この茶葉も幸せだね。それを飲むボクはもっと果報者だけど」
ミレイ:「……助かる」
ハイネル@GM:「アリスの淹れるお茶は絶品ですからね。きっとみなさんのお気に召すと思います」
ウィズ:「いいにおいっすねー、ティーダ!」
ティーダ:「あ、僕もケーキ! ケーキちょうだい! じゃなくて、くださいな。妖精使いのお嬢さん! ウィズくんの分も!」
ウィズ:「よ、よかったらおれっちにも恵んでほしいっす」
マーロウ:「ふふ。みなさん、お好きなのをどうぞ」 おらケーキだ、食え!
ウィズ:「 ほんとっすか! ありがとっすー!」
ルメイ:「あ、ボクもお願い。わあ、どれも美味しそう……!」 フルーツのタルトを貰おう
ティーダ:やったー! モンブランとチョコケーキ貰っていこう
ティーダ:「ウィズくん、どっちが良い?」
ウィズ:「モンブランのほうもらうっすー」
ティーダ:「じゃあ僕はチョコ!」
ルメイ:「ケーキありがとね~。美味しいよ。いやあ、甘いものっていいねえ。うちにも畑はあるけど、野菜ばっかりなんだよねー野菜も美味しいけど」
ティーダ:「お兄さんは農家さんなの? 僕んちは大工だけど、お酒ばっかだよ!」
ウィズ:「野菜っすかー。おれっちはトマトが好きっすねー」
ティーダ:「ぼくはカボチャ!」
ルメイ:「気が合うねー、ボクもトマト好き。お酒に出来そうだし」
ウィズ:「お酒はあまり得意じゃないんすけどねぇ……」
マーロウ:「あら、ルメイさまのご実家は農家さんですの?」
ルメイ:「あはは、実家っていうか、神殿」
マリオン:「へー、神官さんなんだ! どこか聞いてもいい?」
マーロウ:「というと……フェトルあたりでしょうか」
ルメイ:「当たり~。フェトル神殿だよ~」
マリオン:「おー、さすがマーロウちゃん、冴えてるう」
ティーダ:「神官さんかぁ。神様の声は僕聞こえないからなぁ」 もぎゅもぎゅ
マーロウ:「ふふっ。神の声は聞こえずとも、神学には少々興味がありまして」
ルメイ:「神様の声っていっても、普通に交易共通語だったな~」
ティーダ:「普通にお話できるの!? 人ってすごいねぇ」
ルメイ:「いやいや、神聖魔法使えるようになった時の一回きり」
ルメイ:「君こそ、妖精と難なく会話してて、すごいじゃない」
ティーダ:「ん、だって僕たちは友達だからね!」
ウィズ:「へぇ、カミサマってどんな姿だったっすか? ほら、白狼とか……」
ルメイ:「いやあ、声を聞いただけ。神像とおんなじ姿だと思うけど、見たことはないや」
ウィズ:「むぅ、神像と同じってことは人族っすかぁ……」
ティーダ:「もふもふのお嬢さんの妖精たちも、良い子が多いね。ご主人の言葉にちゃんと耳を傾けられる子たちってなかなかいないのに」
マーロウ:「ええ、素敵な子たちですわ。なにを頼んでも手伝って下さるもの」
ルメイ:「妖精はきまぐれ、なんだっけ」
ティーダ:「うん! 僕たちは直感で生きてるもの!」
ウィズ:「そうっすよー! おれっちもティーダの気まぐれに巻き込まれて何発げんこつを喰らったか……」
ティーダ:「えー! ひっどいなぁウィズくん! そんなにいっぱい……えっと、あれとこれとそれとあれとこれにそれにえっとえっとそれから」
ウィズ:「ほら! 数えきれないくらいしでかしてるじゃないっすかぁ!」
ティーダ:「意外といっぱいあったねぇ。へへっ!」
ルメイ:「お、ボクが侍祭、じゃねーや、司祭に怒られた数と張り合えそう」
ティーダ:「お兄さんも怒られたことあるの、カッコいいのに!」
ウィズ:「ティーダと張り合うなんて……まじっすか」
マリオン:そういえばミレイさんって耳出っぱなしなのかな。 見たことないから「なんだこいつ」みたいな目で見てそう
GM:尻尾もなかなか目立ちそう
ティーダ:尻尾がふさふさのミアキスに見えるのかな >周囲の反応
ミレイ:耳は出しっぱなしだな 尻尾は人化がうまく出来ないけど 隠せてるよ 驚いたら 出すかもだけど
マリオン:「おねーさんもケーキどうぞ。あんまり見たことないけど……ミアキスかなにか?」
ミレイ:(細々と ゆっくり デザートを食べてるよ……)
マリオン:あんま話しかけられたくないのかなーと思いつつマーロウさんの隣に戻ります
マーロウ:「お帰りなさい、マリオンさま。まだケーキありますよ?」
マリオン:「ケーキはひとつで充分。マーロウちゃんは食べ過ぎ」
マーロウ:「えー。だって美味しいんですもの、致し方なしですわ。あ、誰も食べないならそこの塩辛シュークリーム貰いますね?」
ウィズ:「(……塩辛ってあのイカの塩辛っすかね……大丈夫なんすか、それ)」
ティーダ:「もふもふのお嬢さん。それなぁに?」 シュークリームに興味を移そう
マーロウ:「あ、これ食べまふ?おいひいですよ」 塩辛シューを差し出そう
ティーダ:「いいの!? 食べる!」
ティーダ:「……ごふっ! な、なにこれ!?」
マーロウ:「なにって、塩辛ですわ。イカの」
ティーダ:「お嬢さん、これ、好きなの……? 皮は甘いのに、中が、しょっぱい……」 さすがにびっくりだよ! でももぐもぐ
ウィズ:「(うわ、イカの塩辛なんすか……そんなものまで置いてあるって)」
マーロウ:「ほどよい塩っ気と磯臭さが生クリームに絶妙に合いますの。まだありますよ?」
ティーダ:「しょっぱ甘い、あましょっぱい……。な、なかなかにクールと言うか、その、クレイジーな味だねぇ」 なんとか完食
ウィズ:「あ、食べるんすね。さすがにおれっちにはそんな度胸ないっす……」
ティーダ:「父さんに“女の子からもらったものは粗末にするな!”って言われてるからね!」
ウィズ:「生臭さもなかなかに絶妙に絶望的なんじゃないっすか? それをおいしいって……」
ハイネル@GM:「ところでアリス、スズランの姿が見えないが、どうしたんだい?」
アリス@GM:「それが……」
GM:とアリスはみなさんがお茶を楽しんでる間、ハイネルに先ほど起こった出来事をかくかくしかじかと伝えます。アリスから事の顛末を聞かせてもらったハイネルはふむふむと首を縦に振り
ハイネル@GM:「なるほど、それで。確かにみなさんにご迷惑をかけてしまったようだ。私からも謝罪させていただきます」
ルメイ:「謝罪はいいよー。綺麗なお姉さんにお嬢さん方と縁ができたわけだしね」
ミレイ:「問題は無いのぉ……御仁 我も美味しいデザートが食べれて嬉しいのぉ」
ウィズ:「美味しい紅茶もいただいたっすから! 気にしないで」
ハイネル@GM:「それで、迷惑ついでという形になってしまうのですが……みなさんの中に冒険者志望の方もいらっしゃいましたね」
ルメイ:はいはーい、と手をあげよう
ハイネル@GM:「もしよければ、一つ頼まれごとを聞いていただけないでしょうか」
ルメイ:「冒険者志望の殻のついたヒヨコで出来る範囲ならね~」
マリオン:「あたしも冒険者志望でーす! いちおう別の宿で何度かお仕事受けたこともあるよ」
ミレイ:「……宿として身を置けれるなら 我も希望するぞ」
ハイネル@GM:「ええ、店の準備はほとんどできていますから、こちらこそ願ったり叶ったりですよ」
ウィズ:「頼みごとっすか? あーでもアベルさん怒らないっすかね?」
ティーダ:「んー。父さんにちょっと話聞いた方が良いのかな。どうだろ」
マーロウ:「頼みごと? はて、なんでしょう?」
ハイネル@GM:「スズランという、アリスと一緒にいたはずの少女を探してほしいのです。茶髪で、年の頃は13程の娘ですね」
ルメイ:「ああ、あの可愛い女の子ね」
ハイネル@GM:「恐らく、スズランはスリか何かにあったのでしょう。いきなり仕事を放って逃げ出すような子ではありませんので。口数が少ない所があるとはいえ、何も言わずに行ってしまったのは少し後でお話をしなければなりませんが」
ハイネル@GM:「スリを一人で追って、何かあってはいけないのでどうか危ないことになる前に連れ戻してほしいのです。一人500Gの礼金は約束します」
ウィズ:「さっきの女の子っすかー……何とかごまかせそうっすね(……いざとなったら全責任を押し付ける算段でも練っておくっすか……)」
マリオン:「女の子からひったくるなんてひどい! こらしめてやらなきゃ! ……って言っても手がかりはないよねえ。やっぱり現場百遍ってやつ、かな?」 」
ルメイ:「ま、女の子は助けなきゃね」
ルメイ:あ、店の人には蛮族バレしてるつもりだったんだけど、どうしましょう?
GM:あー、うむ、それはまだ話してないってことで、2話との幕間になんか話付けてください( ハイネルさん蛮族ってだけですぐどうこうという人ではないので
ルメイ:はーい! スズランちゃんかわいいからルメイは行くぞ
マーロウ:「先程のお嬢さまですかー。……む、直感ですが、なにやら彼女に災いが降りかかるような気が。これは……いけませんね。わたくしもお手伝いさせて頂きますわ」
マリオン:「あたしも行くよー!」
ティーダ:「……ん? ところで何かあったの?」 頼み事なんてとうに忘れたわ! なんたってフィーだからなッ
アベル@ティーダ:「くおらぁ! ティーダとウィズ、どこ行ったあ!」 店の向こうで多分叫んでる
ウィズ:「ぎゃぁぁぁぁぁ! やっぱむりっす! ころされるぅぅぅっす!!!!!!」
ティーダ:ハイネルさんとアベルさん知り合いでもよかです?
GM:むーん、どうだろ。まぁいっか。知り合いってことにしとけ(
ティーダ:顔見知り程度で。お店引き取るときにちょっと顔見せたくらいので良いっす
GM:はいさ
ハイネル@GM:「おや……この声」
アベル@ティーダ:「そこかぁ!」 ドア開けて入ってきます
マリオン:「うわっ、じゃなかったきゃっ」
ミレイ:「!? な、なんじゃ……?」
ティーダ:「ぎゃー!」
ウィズ:「なんでわかるんすかぁぁぁ!? いやぁぁぁぁ……」 頭抱えてうずくまってよう
ルメイ:「こんにちはー。今、開店準備中だってさー」
マーロウ:「まあ、まっしぶ」
ハイネル@GM:「ああ、アベルさん。先日はお世話になりました」
アベル@ティーダ:「お、ハイネルさんじゃねえか。そうか、そういやここアンタの店になるんだったな」
ハイネル@GM:「ええ、おかげさまで明日にも店を開けそうです」
アベル@ティーダ:「そいつあおめでとさん。ところでうちの馬鹿息子とその友達が世話かけてるみてえだが、なにかあったのか?」
ハイネル@GM:「はい、うちの店員がご迷惑をかけたのを助けていただいたとのことで、少しお礼にお招きしていました」
GM:とハイネルが手を広げて示したアリスがぺこりと頭を下げ
アベル@ティーダ:「そうか。……そうかそうか。なるほどな」 ぐるっと辺りを見回して 「ティーダ、ウィズ! 何頼まれたか知らねえが、男なら最後までやり遂げな!」
ウィズ:「あわわわわわ……へっ? お、怒らないんすか?」
アベル@ティーダ:「ちゃんとやることやり切ったなら怒らねえよ」
ウィズ:「……や、やれば怒んないんすね? よかったぁぁぁぁ……死ぬかと思ったっす……」
アベル@ティーダ:「ハイネルさん、こいつら馬鹿どもだがある程度腕っぷしはあるからよ! まぁこき使ってやってくれ!」
ハイネル@GM:「おや……ええ、ありがとうございます」
ルメイ:「お、ウィズくんとティーダくんも来れるんだね? やったあ」
アベル@ティーダ:「二人とも、迷惑はかけんじゃねえぞ! 隠れてるティーダは後で覚えとけ! じゃあな!」 ってずかずか店を出て行きます
ティーダ:「……行った? 父さん行った?」 テーブルの下でガクブルしてました
ウィズ:「……ティーダ、お墓はどこに作るっすか?」
ティーダ:「お墓はやだよぉ!」
ウィズ:「行ったっすけどもっとまずいことになったんじゃないっすかねぇ? ティーダ隠れるから……」
ティーダ:「だって絶対拳骨来るって思ったんだもん!」
ウィズ:「今まで隠れようとしてもっとひどい目に合ってるじゃないっすか。いいかげんティーダも学ぶっすよー」
ティーダ:「ぎゃーん!」
マリオン:「それじゃ決まりだねっ! 早速探しに行こう! キミは一緒に来る?」
ミレイ:「……乗ろう。我とて お金に困ってるからのぉ」
ルメイ:「よし、行こうか。現場百遍、だっけ?」
ティーダ:「と、とにかくみんなを手伝えばいいんだよね! うん! がんばるよ!」
ハイネル@GM:「みなさん、ありがとうございます。スズランのこと、よろしくおねがいします」
ルメイ:「スズランちゃんね。可憐な容姿にぴったりの素敵な名前だ」