寒いもん 鼻
くそ⋯⋯!
窓閉めれば良かった!
これじゃ寒くて寝られん!
寝室に来た時は「どうせ布団着るんだから同じだろう。」と思って、閉めるのを面倒くさがって断念してしまった。だが、今なら言える、いや、今だからこそ言える!
「「「「「鼻が寒い!!」」」」
閉めればいいだろって?
そうだね。でもね、ここから窓まで3mはあるんだ。それに、ベッドだから這いずり作戦も出来ない。ダメだ、鼻が寒い。
もちろんだけど、立つのは論外だから。
鼻は寒いけど、布団の中はけっこう暖かいんだ。
そりゃ閉めればその後はずっと暖かいだろうけど、今のこの暖かさを失うのが辛いというのが勝ってしまう。
もう筆者がどんな性格なのか分かりましたね。
この問題では次の三つのタイプの人がいるはず。
1.寒いと思ったらすぐに閉めに行く
2.寒いけど、閉めに行くのに少し戸惑う
3.寒いけど閉めない
3は変人ですね。
1と2はその人の性格がよく出ていますね。
1の人はおそらく好きなものを最後に食べる派だ。「今が大切」という考え方ではなく、「今頑張れば後は楽」という考え方だ。
1の人が多いと思うが、筆者は2だ。もちろん好きなものから食べるし、ギリギリまで窓は閉めない。これにはちゃんと理由がある。
鼻は寒いけど、立って全身寒くなるよりはマシだと思っていることと、隕石や心筋梗塞などのハプニングだ。
人間がいつ死ぬか分からないのは全ての人が知っていることだが、常にそれを考えている人はごく一部だろう。
例えば私の家に20秒後に隕石が落ちてくるとして、1と2のどちらを選ぶべきか。
1だと、寒い思いをしただけで、その後の恩恵を受けられない。
2では寒い思いをしなくて済む。
隕石が落ちてこなかった場合はもちろん1のほうがいい。しかしこれは結果論だ。100%死なない状況なんて無いのだ。良い言い方をすれば2の人たちは常にそれを考えて悔いのないように生きている、と言える。
0.0000001%でも悪いことが起こる確率があるならば、それも想定内でなければならない。その0.0000001%に殺された時に悔いが残らないように。これが我々の考えだ。
食事の場合もそうだ。
好きなものから食べたほうがいいに決まっている。舞茸を頑張って食べて、ようやく唐揚げに手を伸ばした時に隕石が落ちてきたら⋯⋯
唐揚げは先に食べたほうがいいのだ。(唐揚げが嫌いな人は最後に食べてください)
あー、鼻寒い。
この話をしてたはずなのに随分逸れてしまった。まあ、一番いいのは1の人と一緒に寝ることだ、ということですね。丸儲けですね。
⋯⋯汚いですか?
努力を後回し、または人任せにする人間は汚い?
うん、まったくその通りだ。これは美しい人間のすることじゃない。
しかし美しくなる途中で死んでしまったら意味が無いと言っているんだ。確実がいいに決まっている。確実じゃない方法で失敗したら何も残らないんだ。それが一番嫌なんだ。
あっ、布団に潜ればいいのか
なんだこれ(´・ω・`)