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第七十話『邂逅!! 四神と雲雀!!』


「ううぅ……恥ずかしすぎるよう」

 顔どころか耳や首まで真っ赤になりながら、ひばりがつぶやく。自身の顔が大写しとなったディスプレイが空に浮かんだのを見た瞬間、恥ずかしさのあまり悲鳴を上げたのだ。

「つーか、悲鳴を上げるほどのもんか?」

 そういって首を傾げるのは綾香だ。

 彼女は注目されることに慣れてしまっているため、このくらいのことならなんということはなかった。

 そんな対称的な二人を見て、クリスが小さく笑った。

 その時。

「う〜ん。けど、やっぱり自分の顔がああやって大写しになっているのはボクも恥ずかしいかな?」

 やんわりと。

 しかし、意外としっかりとした声音にひばりが振り向いた。

「そうでしょ?! そう思うよねっ?!」

 彼女が我が意を得たりとばかりに声の主に向かって言うと、相手は、人好きのする笑顔を浮かべた。

 焦げ茶色の髪をサイドテールにしたスラリと背の高い少女。

 どこかで見た顔だと、空を見上げれば、宙空に彼女の顔があった。

「……東野あずまや 辰美たつみさん?」

「あはは。自己紹介はいらないかな? 支倉 ひばりさん」

 ぼうぜんと彼女の名前をつぶやくひばりに、辰美は困ったように笑った。

 それを見て、ひばりはポニーテールを大きく揺らしながら首を振った。

「ううん。ちゃんと、あなたの口から自己紹介してほしいな♪ あたしはひばり。支倉ひばりだよ? よろしくね?」

 そう自己紹介され、辰美は一瞬あっけにとられるも、すぐに笑顔になった。

「そうだね支倉さん。ボクは辰美。東野辰美だよ? よろしくね」

 笑顔で自己紹介した辰美に、ひばりはなんだかうれしくなって笑みを濃くした。

「あー。おほん」

 不意に咳払いが聞こえ、ふたりがハッとなった。

 おそるおそる振り返れば、互いの連れがニヤニヤ笑っていた。

「仲良くなんのは良いけどさ。あたしたちを忘れんなよな」

 代表するように綾香が言って、ひばりと辰美は困ったような笑みを浮かべた。




「初めまして。わたくし、辰美さんの友達で、朱羽あけは 南波ななみと申します」

北丘きたおか 武瑠たけるだ。よろしく頼む」

 長くてふわふわなクリーム色の髪を揺らしながら会釈する南波と鋭い双眸に漆黒の髪をボブカットにした小柄な少女武瑠。

 綾香を筆頭に、慎吾と琴代に続いて自己紹介は続いた。

 そして。

「あたしはフラウ。フラウディア・ウェストロードや♪ よろしくな♪」

 独特の関西訛りでしゃべる金髪ショートカットに碧眼の、小柄な少女の名前を聞いて、ひばりと綾香、慎吾は目を見開いた。

「ウェストロード?!」

「?」

 異口同音に声を上げ、三人が振り向いた先には、金髪碧眼の少女が楽しそうな顔で立っていた。ちなみに琴代はよくわかっていない。

「おっす♪ クリスねーちゃん。調子はどうや?」

「大丈夫だよんフラン♪ 改めて、おねーさんはクリスティーナ・ウェストロード。そっちのフラウディアとは従姉妹の関係だよん♪」

 そう自己紹介したクリスに、その場にいた者たちが驚きの声を発した。

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