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KRASH!  作者: 神無月楓
ドイツもコイツもトラブル
81/88

クリスマスライブ! 2

前回の続きです。今回は更新が遅くなった反省の意味もあって、連続投稿です…。予約投稿で1時間後にしました。

どうぞ。

この歌番組が始まるオープニングが終わると、アーティストたちは司会者の後ろにずらりと並んだ席に座り始め、出番が割と最初の方になるKRASHは前列でちょこんと座っていた。

「続いてはKRASHです。」

自分らの前に歌った人たちが戻ってくる前に、司会者が5人の紹介をし始めた。

「よろしくお願いしま~す。」

「KRASHってそういえば、結成して2年になるんだよね?」

「あ、はい。そうですね。丁度結成が決まった時期も今ぐらいです。」

隼人がマイクを持って喋る。

「2年ってまだ君らにとったら短いだろうけど、去年のクリスマスは何をしたか覚えてる?」

司会者の質問に、桜が満面の笑みでマイクを取る。

「はい。確か…プレゼント交換をした、みたいな記憶になってます。」

「した記憶!?」

「違うんですよ!?」

隼人が突っ込む。

「みんな、去年絶対にプレゼントを買って、それをメンバー内で交換したっていうのを忘れてるんですよ。」

「本当にやったっけ?みたいなね。」

「それで、仕事の移動中に“またみんなでやろう”っていう話になって。」

「それは何ー、去年の話とか全然覚えてないけど今年はきちんと行事をしようって?」

「そんな感じです。」

考輝が隼人の顔を見てクスクス笑った。

「じゃあ、今年もKRASHなりのクリスマスを迎えてるんだね。では、スタンバイお願いします。」

「は~い!」

司会者がそう言うと、KRASHもカメラに向かってペコリとお辞儀をして、MCをしていた方のスタジオの向かいにある、セットが置かれたステージについた。

今回のステージは、背景の巨大な画面が様々な模様に変化していったりする。

5人の方はというと、さっきの会話をして少し気持ちも和んだかと思いきや明莉が、

(うわあ…カッコ良く映るかなあ…?)

という心配に気持ちが入ってしまっていた。

が、ここで司会者の人の

「それではお聴き下さい。KRASHで“ノエルの街”です。どうぞ。」

と、観客の拍手が聞こえ、次には曲の前奏が流れ出して響いた。


♪~

MerryChristmas!

ベルの音が遠くで響くよ

開けておどろく プレゼントとともに

特別な言葉

MerryChristmas!

きらめいてるツリーの飾りに

靴下ぶらさげ 赤い光見えて

輝く夜空に 眠らない街


待ちわびてたこの幸せな日

光るばかりのショーウィンドウ

終わりのない夜の始まりさ

どこまでも雪が白くきれいな街


shake!shake!

色々めき立ち 誰もが笑顔になる

失わない賑やかさはまるで

星のようだね

oh もう眠りながら

楽しいことを考えてるの


MerryChristmas!

トナカイの走る音がするよ

耳をすまして 星をちりばめていく

MerryChristmas!

イルミネーションは夢へ誘う

願いをこめて 街の歓声に 

悲しみも消えてゆくよ…


さあ今はすべて忘れて

夜空の果てまで

人混みの中こんなに騒いでいたら

眩しすぎて近づけない

この時を逃さないように



MerryChristmas!

ベルの音が遠くで響く

開けておどろく プレゼントとともに

特別な言葉

MerryChristmas!

きらめいてる ツリーの飾りに

靴下ぶらさげ 赤い光探して

みんな笑顔になって 眠らない街


~♪


拍手とともに、「ありがとうございました」の声がかかる。

何より大きかったのは、曲の終わりの隼人の締め方。

「メリークリスマス!!」

と彼が思いっきり叫ぶ。

観客とテレビの前にいる人たちに笑顔で手を振る5人。

「メリ~クリスマースッ!」

5人もキラキラと輝いた表情を見せ、拍手の中目立つKRASHらしい笑顔が映った。

キラキラと光るステージの光に照らされて、その華やかさが一層目立って見えた。

(成功だね…!)

満足げに5人はそう心の中で言い合った。目と目を合わせて。

テレビの前にいる人たちには、きっと幸せの“メリークリスマス”が届けられただろう。


出番が無事終わり、仕事が出来る時間の制限がきたため楽屋に入って、さっさとここを出る準備を始めた。コートを着て、荷物を片付けてバッグにつめて。

「そうだ、プレゼント交換をやろう!」

桜が思い出したように言うと、明莉が渡したくてウズウズしていたのか、

「はい!」

と全員の目の前に用意したプレゼントを差し出した。

「早い早い早い。まだでしょ!?」

「ゴメン…。もう交換するとか思っちゃって…。」

そう聞いて桜は、また呆れ顔をしてみせ、肩にかけていたバッグをおろした。


はい。

また訳の分からない歌詞が出てきちゃいましたよ。

以前書き溜めてあった歌詞をまた書き直して、色々といじったらあんな風になりました(笑)千切って付けたしてという作業をすると、どうも自分が書きながら聴いていた曲の歌詞がそこかしこに浮かんでいる気がします…。

そんなことは気にせずに。ありがとうございました。

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