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KRASH!  作者: 神無月楓
スプリングの超多忙生活
8/88

考輝&隼人のLoveMission

こじゃれた題付けやがって。神無月です。

記念も何もないただの9話、一体こんなんで大丈夫なのだろうか、KRASHもっとマシな活動しろよ。いいえ一応しているんですけどR君の恋愛物語でグダグダしてたら*ページ*を出すシーンがなくなる。


KRASHは歌って踊るアイドルだというのを忘れないでね。

シャレンド学園校内廊下にて。

「よし実行だ!」

廊下に響く楽しそうな笑い声に混じり、怪しげな行為をする、人気アイドル。

人気アイドルなのも忘れて、楽しそうに騒ぐ人気アイドル。

何をし出すのかが予測できる様なできない様な考輝と隼人の2人は、計画した日のその翌日、作戦実行へとうつった。

ターゲットにされた本人は、そんな人気アイドル2人の動きに気付かなかった。


「成功させるまでの工程は出来る。でも、本当の成功は本人のかっこよさによる。」

考輝は昨晩こっそり書いていた「作戦」のメモ用紙を取り出し、隼人にそのまま指を示した。

「順序はこんなもんだからな。最初が肝心、もしこれでしくったら終わりだからな。」

「分かってるって!なあ、あの2人にも見物してもらおぜ?」

隼人の完全な裏切りそして共犯に、考輝はニヤリとした。


*mission 1*

「おお、涼太。」

「何だよ、急に呼び出したりなんかして。」

始めからいきなり自らの命を賭けて挑戦する、少々リスキーなミッション。

「実は、これを寺川って奴に渡して欲しいんだ。」

おずおずと隼人が、封筒に入った1通の手紙

を涼太に預けた。

「ほ?これは?ラブレターじゃん♪♪」

「何その、俺宛てだ~♪みたいな反応。それお前宛てじゃねえよ?」

考輝がわざと呆れた時には、もう既に涼太の姿はなかった。


(本気かよあいつら。マジ寺川に告っちゃう系??ていうか直接言えよ…んだよらしくねえなあ。それでOKされたら…)

涼太は複雑な心境のまま、手紙を握りしめていた。焦る気持ちもあり、もうどうにでもなれという思いと。


「うまくいったな。よし、追っかけっぞ。」

あれは作戦用のもので、実は何にも文章は無い。内容も、「受け取っても偽物とは喋るな」。つまり本当の目的は、あの2人だけのシチュエーションを見る為。

2人は急いで追いかけて、渚がいるらしき場所へと辿り着いた。

2階の廊下付近だった。

「おい見ろ、あれじゃね。」

2人はさっと陰に隠れて、渚達の様子を観察した。そこには代わりに届けに来た涼太と、渚が立ち話していた。

「はいコレ、隼人からだって。」

「あ、ありがとう…その…確か沢渡君っていう人だっけ。」

「そうそう、そいつ。」

そんな2人のぎこちない会話を見て、万年モテ期の隼人が、

「あーダメダメ、そこでウソついて[それは俺からです]って言わなきゃw」

「いや~それはマズいだろ~。」

と囁いた。どうやらクスクス笑っているのも聞こえてないようだ。

「なんか、ごめん。あいつも直接言えばいいのに。」

「うんうん、そんなこと無いよ。」

「じゃっ!」

僅かな時間だったが、涼太は直ぐ走ってその場から離れた。

見ていた2人も、「よし、行くぞ。」ということで先回りした。


*mission 2*

「上手くいったな、じゃあ次。ここも肝心な所だ。あれを見ただけじゃあ、分からねぇよな。じゃあ…。」

次に考輝の発案したアイデアは更にやりすぎたものだった。

ダンスレッスンが偶然無くて、放課後と自主勉強が久々に出来た2人は、2年学習室に集まった。涼太抜きで、4人揃って。

「いきなりだけど…どうしたの?」

本棚が前にあって丁度他の人に見つかりにくいテーブルに着き、桜が2人の向かいに座った。

極秘ミッションの説明は、隼人の口から話された。

「これは…あの本人にバレてはいけないからな。やることは、寺川渚との関係を突き止め、そして告白へともっていく!」

「なる…ほど?」

状況がよく分かっていない明莉は、クエスチョンマークが頭についた。

「つまり、それを、やれと。」

桜もようやく分かったというように少し理解した。

「という訳だからな。宜しく。じゃあ解散。盗撮OKだからな!」

「あいよー。」「でも授業の遅れは取り戻すからね、解散は1時間後ね。」

メンバーからも返事が返ってきた。


*mission 3*

その次の日は、本当に1日中偵察していた。涼太が寮から出て行く時も、渚とレッスンへ行く時も。4人が放っておくと決まって2人っきり。

「最近うちのクラスでね、~」

最初こそぎこちなくておどおどした会話だったが、次第に何気なく話しかけられるようになっていた…(考輝の観察レポートより)

「おお、いいかんじ?」と女子2人の方は渚のことを注意深く見ていた。

曲が流れ出し、ダンスの特訓をしていると、普段あまり喋って練習しない涼太が渚に教えていた。

「あはは、そこはこうじゃないの?」

「そうだったんだ、ありがと。」

「鏡の前に2人独占かよ」4人は呆れながらも、横目でそれを確認していた。

考輝はレッスンが終わると、クライマックスを考案した。

「涼にそろそろ好きというのを宣言してもらおうか。」

恋は、少しずつ前進していた…

次回で終わるこれ飽きルる。

本気で飽きる。

もういいや、次で恋愛は一旦やめて、コンサートネタに移行します。

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