相次ぐ不思議な夢と
こんばんは、せっかくの三連休に何にもしないでいました神無月です。
敢えてしたとしたら、う~んwというかんじでした。
私が暇な時=誰も暇じゃない
私がスケジュールいっぱいの日=スケジュールが被る
とまあ、何かイライラする時があります。で、私はどうするかというと、私情以外ならいっそ全部断る!という手段を使いますが絶対にそんな事やらないで下さい。嫌われます。
さてさて何日遅れでしょうか、今回はタイトルからは分かりにくい話です。本当は“彼の”誕生日当日に投稿、が良かったのですが。無理でしたので。
まあ今回もどうぞ。
「はい。あなたは今日が確か…。」
「ぎゃっ。」
桜は勢いよくベッドから跳ね起きた。まず始めに見たのは、壁。続いて聞こえたのは、ルームメイトであり親友の明莉の耳障りないびき。(騒音注意ってやつ)そして記憶にまだあるのは、今私は寝ぼけていたという事だ。
「ぎゃっ、じゃないわよ。どうして私、起きちゃったの?」
いつもならすぐにベッドから抜けられないので、早め早めに起きる桜だが、今日はヤケに早い。だって時計を見ると、まだ4時だってさ。あり得ないね、なんて思いながら桜は溜め息をついた。
「こんな時間よ、早いにも程があるわよ。」
自問自答を繰り返した挙げ句、彼女は珍しく二度寝を諦め、そのまま制服に着替えた。
「何だっけ、見た夢。それがきっと原因よね。悪い夢見たんだわ…。」
だけど思い出せもしないので、桜はそのまま、考えるのをやめた。
「さて、何をしようかな。」
やることがない時は、常にオシャレの研究をしなさい、それは桜だけの考えだ。
数時間後。
「ンガガガァーコクッ、ンガガガァーコクッ…ふぎぁーおは」
「バリバリうるさいんだけど!!」
「あっ桜ちゃんおはよ。」
怪獣…(じゃない、間違った)明莉は突然口から騒音を発するのを止めたかと思うと、おはようと言っておきながらベッドから転がり落ちた!
ドッスン!
「ちょっと!あんたも寝ぼけてんじゃないの!?」
「ふにゃふにゃ…そうだったぷぎゃ~、今日はあんたの…だったムニャムニャ…。」
「ムニャムニャ!?何そんな漫画みたいな寝ぼけ方!!いいから起きなさいよ!」
桜は強引にも明莉を揺さぶり、大きな人形を扱うように、抱えて起こした。
「ほら!はーやーくー!」
ぐったり空気の抜けた怪獣明莉は、目をこすって、「お腹すいた」と呟いた。
一方、考輝たちはそれぞれのクラスの友達と一緒に、朝を過ごしていた。
ちょうど今日、隼人は生徒会の仕事だとか言っていたらしく、朝の時点では不在だったそうだ(気付いてやれよ)。& 涼太さんは何やらクラスでのパーティーをやると言い残して、なぜか校内をうろうろしていた。
よく他クラスの人と喋る時に来る場所の、ラウンジに。
「お前らKRASHでなくても、大変なんだな。」
新しく考輝と仲良くなったのは、以前不良野郎としてお騒がせした赤坂京介だった。今は色々気が合うらしく、未だ前世の悪い心が若干あるため、考輝曰わく京介はBBB的思考を持っている。
「まあな。でも、あいつら本当に生徒会の仕事かっていったら、わかんねえけどな。」
「そ、そうなのか?」
京介は少し驚いた。
「ああそうさ、実は必要な時にとことんBAKAを発揮する、そういうチームなわけよ。だから互いの事、案外知らないでいたりすんのさ。それもどーかと思ってるけどね。」
「ま、いいんじゃねーの。隼人は校内でも有名なチャラ男だし、青井…だっけ?あいつぁパソコンを嫁にしてるし。変な集まりで、全然問題ねえって。互いを分かる方が怖いぜ。」
「何で?」
「だって、ほら、よく代わる隼人の彼女知りたいと思うか?知らなくていい事もあるのさ。」
いつの間にか、今週の彼女伝説が広まってる!?考輝は鳥肌が立った。
「そうだな。」
「そう言えば、考輝は隼人の計画知ってるか?」
「け、計画!?(んだよ早速B.B.Bだなあいつ)何の事?」
一瞬耳を疑った。隼人?あの隼人?
「何でも、あいつ自分を祝って貰おう大作戦を決行してたらしくって…俺も噂聞いただけだからよく知らないけど。」
「い、祝って貰う?」
考輝は目を細めた。
「俺さあ…今日、変な夢見てさあ…隼人が、俺の目の前で、今日は俺様の誕生日ダァー!!なんて叫ぶわけよ。ほんっと隼人に取り憑かれてるみてえだ。」
京介はアハハッと笑っていたが、聞いた方はびっくりだった。
眼鏡ごしに彼の目が光った。
「誕生日?まさか。」
考輝は今朝置いてあったメモを思い出した。
「あれ?おーい考輝ー。」
見つけたのは寮の部屋の中。涼太が拾った。
「何これ。メモ?“今日の朝、中庭に来い。 (強制)”」
“強制”は赤字で書いてあった。
「中庭?」
「悪ぃ、オレは行けねえや。用事あるから。でも、それ、“行った方がいいよ”。」
「あ、ああ。」
そうかそうだったのか、考え輝にはすべてが見えた。涼太は隼人王子の共犯者だったんだ、そしてメモをよこした。そうに違いない!
「行こう、中庭に!」
グダグダしてるなーなんかっていう時は大抵次回もグダグダしてます。
もう諦めちゃって下さい。それではありがとうございました。




