一生に一度の日
調子にのって新曲とか言ってみたり勝手に曲を公開したという神無月です。
私の近況を今お話ししますと、やたら些細な事を相談されるという事ですね。最近ね。適当には答えませんけど真剣にも答えられませんっていう相談ってどうしろと言うw
はい。こんなグダグダトークから始まりましたが、今回はメドレーですが新曲の歌詞が入っています。「こいつ何を歌詞にしてんだ」とかいうのは分かっていますので取り敢えず黙ってて下さいw
それでは!誕生日会へピラピラ~…
(確か…考輝音楽室って言ってたよな…。)
あたしは何故KRASHの会議を音楽室でやるのかが分からない。いくらドーンと見せびらかしたくないとしても。そこまで秘密な内容の件を話すのか。いいや!そんなヒソヒソしてんのもあたしは大っ嫌い!
とか取り乱すくらいの心の叫び。自分で言っておきながら、考輝が朝言ってた通りあたしは音楽室へ向かった。
…でも、不思議な事が起きた。
あたしが音楽室に用があるのに、長い長い廊下を2年生の子が走り抜けてゆく。この廊下は曲がらずずっと行けば防音の音楽室に着いてしまうけど、その子達は友達同士仲良く走って…なんと音楽室へ入ってゆく。振り向いてあたしを見ては、クスクス笑ってる奴も居る。
「人の顔見て笑うな!バッキャローッ!」
キーキー言っても仕方ない。とぼとぼ1人で歩いてるアイドルが居たら、誰だって笑うわよ。でも仕方ないじゃん、だって、いつも一緒だった他の4人と、一緒じゃないんだから…。
「じゃなくて!」
じゃないよ!そうじゃない。昨日になるのはそこではなく音楽室にKRASHが居るというのに他人が入っていくのは何だ?そして何故中に居る4人は追い出さない?ま、まさかまた悪い奴に倒されてるのかも!?
「ギャーッスッ!!」
だったらここでとぼとぼしている場合じゃない、ダッシュだ、ダッシュで助けに行くんだ、行くぞ明莉、もう後戻りするなぁーっー‥
一直線の廊下は、あたしの為にある!そうすれば速く走れる。とにかく1秒縮まれば!
ガチャッ。慌ててドアに激突して鼻を打ったけども、あたしは直ぐさまドアを乱暴に開けた。
「4人共、大丈夫かーっ!?」
あたしが大慌てで音楽室内に入ってくると、そこで起きたのは悲鳴ではなく、笑い声。
「あっははは!狙い通り~。」
狙い目通り!?こりゃ大変だ、4人はKRASHを殺そうとする悪の組織に捕まった!嗚呼一歩遅かった…。何て悪いんだ、あたしは。
「KRASHを返せーっ!!」
頭の中が完っ全にクルクルパーになった自分は咄嗟の判断でそう叫んでいた。
けれども、KRASHは捕まっていない。何故なら、
「おんまえ、バカじゃねえのww」
「耳をつんざくかと思ったわよ…。」
「鼓膜破れる。」
「何に目覚めたw」
その笑い声の正体は、紛れもなくKRASHの仲間4人が、あたしをバカにする会話の一部となんにも変わっちゃいなかった。日常茶飯事のことを、あたしは悪の組織、だって。自分で叫んだくせに笑いがこみ上げてくる。
「はっ、あはははははっ、こうなると分かって引っ掛けたつもりね?だけどそんな大掛かりなドッキリさせたって、あたしには通用しな…」
でも、KRASHの他には一般生徒が1クラス分程、床に座ってあたしの事を笑っている。ドッキリさせる為に呼ばれた生徒、という訳ではないのかな。じゃあ、何の為にニコニコしてあたしを見ている?別に、慣れっこだから全っ然恥ずかしくないけど。どうしていつの間にかあたしは、その生徒の中の中央にある椅子に座っているのだろう?
そして、何故雛壇にスタンバイしているKRASHは、派手な衣裳を着ているのだろうか?
この部屋にある装飾に書かれた文字は、何だろう?
「みんなー!今日は誕生日会に来てくれてありがとうー!!」
隼人がスタンドマイクの前で大声で言った。お客さんとして来た生徒達は、「キャーっ!」という大変な盛り上がり。明莉は目をぱちくりさせて椅子に座っている。どうやらまだ、壁に貼られた「AKARI HAPPY BIRTHDAY」の文字に釘付けになっているらしい。
「今日は、メドレーやります!」
「未発表の新曲もありますお~!」
「それでは!聴いて下さいっ♪KRASH バースディバージョンメドレー!」
♪お誕生日はいつですか?
最高の思い出にします
未来にも残る お祝い
一生一度の 今年の誕生日
最高の思い出になる 誕生日をしましょう みんなHAPPY!になる BIRTHDAY!一生の中でも 絶対に忘れない
そう HAPPY!!
Happy Happy Birthday
一生一度の 今年の
Happy Happy Birthday
もう忘れられない 素敵な
Happy Happy Birthday Dear AKARI
Happy Happy Birthday to you!
♪(SAKURA•HAYATO)
空が見えるこの場所が好きと言った
楽ではないけどこの先
失われてゆく何かを見つけるには 前向きな気持ちが大事!
季節が巡ってゆくけれど 仲間は見てる いままでも これからも
(KOUKI•RYOUTA)
怖くて動けない日々 僕らを隠してく雲が君は好きだと言うのかい 気づいてはくれない
(KRSH)
僕はこのまま歩き出すよ 歌を歌うよ
誰かが1秒ずつ動いている だから僕も進む気持ち
誰かが意味があるから道を探る それを繋げられないけど
地図そっくりの道は歩めないけど 誰かのように頑張れる そしてこれからも生きていける と思う
自信持って行こう 君らしく もう歩いている 「ありがとう」よりも先に あの時という分岐点に到着してから
何だかんだまた歩く 反対側でも生きる誰かがいる 止まらず いつかの自分よ 飛んでいけ 今日の自分は あの時を置いていく
♪思いは形となり 光は思いに放たれて
放たれた矢は星のように 星は語る未来を
そして未来は輝いてる きらめいてる
光は届くここにも 消えちとしても そんな流星が動かすのが見える気がした
夢は形となり 未来は夢を繋いでゆく
明日はそのスタート地点 スタートは始まる今から
めげず 励まし 追いかけよう きれいなdream
メドレーが最後まで曲流れ終わると、生徒達も、明莉も目がうるうるして、4人の姿を見れなくなっていた。
「すごい!!新曲のところに入る前とか、曲がカッコイい!」
生徒が、明莉が割れるような拍手を4人へおくる。けれど曲をおくられたのは明莉。彼女が一番、びっくりして目を見開いた。
「ありがとう…ありがとう…。こんなにカッコイいプレゼントを用意してくれてたの…。」
まだ曲が耳の中に残響として残る。
「わあ…それにあたしが聴いたことない曲…。」
「そりゃあそうよ。今回初めて歌ったんだから。」
4人はもう1つの目的「泣かせる大作戦」をやり遂げ、達成感に満ち溢れた。桜が代表してメッセージを伝える。その緊張した顔つきは、いつものストイックな時いじめてにかたい。
「おめでとう。いつも元気をくれてた明莉に。そしてこれからも頑張ろうね!」
真横でその言葉に感動する男子3人も、うんうん、と頷いた。
「うわああああん。」
こんなメッセージのおかげで、明莉のピンク色のハンカチがびしょびしょに濡れてしまった。
「あー、泣かない泣かない。」
周りで見守っていたC組の友達が、明莉の背を優しくさする。
「今日の事は…忘れません!ありがとうございました…グスン。」
しょっぱくなる程泣いて、真っ赤になった明莉の顔は、喜びを表していた。
「成功した。良かったー!」
「お前途中歌詞間違ってたろw」
「え、オレ?オレじゃないよ、隼人だよ。」
「まあいいじゃないの。アドリブで振り付けしちゃったけど。今度は5人で、最後まで歌って踊るんだからね。」
「そう言えば、曲編集誰がしたんだ?」
「今日の朝やまさんに渡されたけど…。」
「でも、俺らが他の曲歌ってメドレーにしようと決めたの、今日の昼だろ。」
「もしかして、何を歌うかって分かってたのかもね、やまさん。」
「「えぇ~!?」
▼曲の説明
1曲目「HAPPY!!BIRTHDAY!!」
お誕生日を祝う為の曲です。本来5人で歌う素晴らしい曲です。仲良く、一生に一度を大切に!生まれてきた事に感謝しよう!という意味合いだと思います。原作者さん作詞。
2曲目「そらのいろ」
とにかくポヤポヤな日常をイメージしてますw何気なく生きるのではなく、自信なくとぼとぼ生きるのではなく、取り敢えず前を向こう、悩むのはその後だ、というよく分からない曲です。
3曲目「Étoile」
殴りたくなる方すみませんw本当すみませんw何を伝えたいか。希望です。何だかしりとり的な要素があります。光が何になって、それがまたどうなって~という風な。
▼反省中
酷いですね。PCから読むと段落滅茶苦茶ですよね。すみません。
まさか1日2回も投稿なんて!!と思ったりしています(反省しろ)
誕生日会に来られたあなたは非常に運が良いですね、とか言ってみるw(だから反省を)
▼次回について
平常です(は?)。特にこれといって凄い長編を書きたいというわけでもありませんし、夏にやりたい長編がありますし。(何とは言いませんが)
ではでは!有り難う御座いました~。




