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KRASH!  作者: 神無月楓
スプリングの超多忙生活
2/88

コンサート会議中

どうも、神無月です。


また調子にのって続き書いてしまいましたとさ。

リアリティーの無い話ですが、どうか付き合ってやって下さい。

その日、KRASHは人目につかれないようなところで、次のコンサートについての会議を開いた。

勿論、誰も聞いてないところなんだから、ここで内容を喋るのも秘密だ。

「えー、まずコンサートでのサプライズ案

!誰か考えてきた?それ宿題だったよ?」

まずしっかりと桜がまとめて仕切る。それがKRASHのお決まりだった。

「はーい」

真っ先に大声で手を挙げたのは隼人だった。

「よくある話、アレアレ。んー、えっとー、あ、あん、あー…」

「アンコール?」

「そう、それ。」

隼人は明莉の助言で話を続けた。

「それやったら?いい曲とか、5人の持ち曲を最後に歌う。」

「おー!!」

すぐに2人は賛成した。

桜も明莉も、なんだかんだ言っておいてチャラ男のことを案外頼りにしている。

何故なら…

「エアガン新しいのが発売だってさ!凄くね?格好いいぜ。威力半端ないって。」

「俺今ゲーム没収だし!」

何意味のわからないことを言いあっているのか?1人は身長も体格も行為もデカい車オタク、RYOUTAこと青井涼太。隣でわるだくみしているような顔しているメガネは、ゲーマーでお魚好きで銃マニアKOUKIこと八神考輝。

涼太はPCに関しては神並の実力を発揮できる。ある意味頭もいいのかも?考輝はイタズラにはしるとどうなるか分からない。

他メンバー3人も、何度も被害にあっていてかなり慣れている。そのせいか考輝も学校でしかやらない。

「考えつかなかったーー♪」

「ふざけないでよ!」

ここでストイックな桜も怒鳴った。あまりにも真剣に考えてこない2人にウンザリしていた。

「いい?大事なんだからね!?事務所の方がわざわざ私たちに決めさせてくれてるんだから!」

廊下に桜の高い声が響き渡る。

さすがにその目からは、男子2人もあきらめたようだ。

「なんだよ…別にいいじゃん、決まってなくても。」

「そうだよ、俺達だって考えてきてはいるけどさぁ…‥、どこまで自由なのかわかんないっていうか?そりゃあやりたいことあるけどよ。」

確かに考輝の言うことも間違ってはいなかった。どこまでしてもいい演出なのかが明確にはされていない。

「自由なんじゃないの??」

「分かんない。」

「だろ?」

考輝も言った。これには誰も言うことは焦かった。

「そう…だね。」

一気に黙りこんでしまった4人。そんなメンバーをよそに、隼人はまた呼びかけた。

「ならさ、最後の最後?例えば3回目のアンコールで、“ページ”を歌わない?KRASHの持ち歌として、俺はあれが一番好き。…ごめん、それしか思いつかない。」

けれど全員、否定しなかった。

否定のひの字もなかった。

「さーんせーい!!あたしもあの曲は超好き!!本当に!」

明莉のバカでかい声が廊下にまた響いた。

これには桜も否定できなかった。むしろ採用しようと思った。

「平和な曲だよね。」

変な感想をここで述べる涼太。

「ファンの皆さんには是非聴いていただきたい曲!そうだよね!?」

「うん!」



たいていKRASHは、5人全員の曲よりもソロやカップリング、4人なんていう曲の方が圧倒的に多い。コンサート当日はKRASH用に歌詞が割り当てられるが、それでも数は下回る。同じ事務所のアイドルの曲まで歌ってもだ。

そんな中での、5人の曲。

この曲は、忘れられない曲だった。

それが、最後の最後にと言った曲名である

「ページ」なのだった。

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