天国(への道)は地獄 3
はじめに
こんにちは、神無月です。
この間から始めた「予約投稿」。書きためておけるので私は、現在新作の続きと編集をしております。
私の場合、PCでも携帯からでもない奇妙な世界から文字を打ち込むので、偶に妖精さんか誰かが単語を変えてしまうのです。
恐ろしい時は、わけのわからない英単語にすり替える悪魔の仕業もあります。
でも可愛い間違いなので、エクソシストなんか頼まずに妖精も悪魔もそっとしておいてます。大丈夫ですよ、皆さんには目に見えませんし危害を加えないとの事で。
私はその面白可笑しい間違いを直していく作業をしております。
もしもその間違いを発見したら、単に妖精達の仕業だと思ってくれていても宜しいですが、作者にお伝え下さい。
あ、それと関係ないただの文句屋は駆除しておいてね。
「何と何と今日は、ダンスに付け加えて歌って貰いまーす。」
水無月先生は5人を壁際に立たせ、自分は反対側に座っていた。一瞬驚く事だが、ダンスに付け加えて歌というのは、ダンス中は口パクしているという事。歌うのはダンス無しの時で、コンサートでは大抵口パク。しかし先生は、あえて歌いつつ踊らせようとしている。
「む、無理っスよ!」
「無理じゃないわ。」
そして先生は、一旦この部屋を出てすぐに、更なる地獄を連れて来た。戻ってきた先生の後ろに、誰かが居た。
「じゃあ、皆!プチコンサートやるわよ!KRASHの!」
先生の後ろからついてくるのは、1人ではない。ずらずらと10人位の人が、次々と部屋に入ってくる。静かに入って来ない所からして、どの人もKRASHより年下の子供。それは事務所の後輩逹の姿だった。
その突如現れた人だかりを見た途端、唖然としていた涼太は直ぐに後ずさりして冷や汗をかいて言った。
「お、オレ…無理だわ。」
「何で?」
桜が不思議そうな顔をしたが、理由はその人達を見ただけで「ああ。」理解した。
何故なら、其処にはあの渚の姿まであったのだから。
「大丈夫だって!意識すると又影響しちまうぞ。」
小声で考輝が呼び戻した。でも観客としてやって来た後輩との距離は近すぎた。よりによって渚は友達とでなく1人で、しかも彼の目の前で観ようとしている。それは涼太も余計意識してしまう。
「心配なんてしてたらキリがないよ。もうそう言うのナシでいよう?」
明莉も周りの人や先生に聞こえないように囁いた。
「…あ、うん。」というギクシャクした涼太の返事と同時に先生が曲を流していた。
そしてイントロの部分で「では、KRASHのプチコンサート、どうぞ!」。
想像以上に緊張して、曲自体が聞こえなくなる程に。
「♪~最高の思い出になる 誕生日をしましょう?」
隼人が歌い出し、堂々としていた後ろ姿が、4人の勇気づけにもなった。
♪みんなHAPPY!になる Birthday! 一生の中でも 絶対に忘れない そうHAPPYー…!♪
続いて、テンポが上がってフォーメーションチェンジ!
「元気しちゃってるぅ?」
「アイユーレディ?」
「「とばすぞー!!」」
「イエーイ!」ノリノリの観客席。
♪現実逃避中 みんな一緒 だって仲間だから! 声を あげて 音を張り上げて
歌おぉぉおお!!♪
♪通り過ぎたらnon-no!
いつだってLookLookLook!
目線はなしたらLovelyCatGO-GO!!♪
あの話題曲*ページ*
♪あの時を思い出して ケンカなんてへっちゃらで そこから全てを見つけ出す 「仲良く」の言葉は重荷で
「自由」がほしくて反発してた
誰の言う事も聞かず ただただ前を見てただけだった夢に向かい 追いかけてゆくように
奏でるの オレらの夢を これからの 現実と共に オレらは 新しい1ページをめくるんだ ~♪
ラスト。
♪シング この世界は シング 繋がってる For you For me Forgirl For you
オクターブを飛び越えて!
シング さあ明日へ シング 羽ばたきだそう 奏でよう!笑顔が生まれる!ハーモニー
K•R•A•S•H…
クラーーーッシュ!!
いつも聞く本物のコンサートよりずっと小さな音だったけれど、憧れの気持ちで観ていた後輩の少年少女は、KRASHに尊敬の意も込めて拍手をしてくれた。
「…!!」
感動し過ぎて明莉の顔が真っ赤に染まっていた。
特に大きな拍手をくれたのは、先生とyamakoと…渚だった。
「いやぁ~素晴らしかった!上達したわね!皆そう思うわよね!」
先生が聞くと、後輩達はうんうんと頷いた。
「よく踊りきって、歌ったわね~。バッチリヨ。今日は本当に緊張するかなって、わざとシチュエーションを変えて皆を呼んでみたけど…貴方たちは平気ね!」
yamakoも紛れて大きな拍手をしていた。
yamakoも渚の方をちらっと見て言った。
yamakoは5人の顔を見てこう言う。
「…負けたワ、その努力に。よし、じゃあお花見決行ヨ!!」
「ヤッターーーーッ!!」
5人はその瞬間飛んで跳ねて叫ぶように喜び合った。
その直後、yamakoは先生にお花見の事を話した。
「へえ~!それで5人ともあんなに張り切ってたのね。」
「そうヨ。でKRASHの友達も連れて盛大にやるワ。席なんだけど‥私達は子供と別ね。話したでしょう?渚ちゃんの事。涼太くんと一緒にしちゃうから。宜しくね!」
「おっけー、リョーカイカイ!」
こうしてKRASHは、天国行きを獲得したのだった。
*作中の曲について*
作詞は緑川先生。私も作詞はしてます度々。ね?(勝手に出しますちゃってごめんね。)しかし歌う人もいなくて作曲をしていないので、残念ながら歌詞のみの存在なんです。
始めの曲から、「HAPPY BIRTHDAY」「仲間の音楽」「猫耳刑事☆★」「ページ」「届けメロディー」です。
今度この小説の1つとして歌詞を載せようと思います。あ、私作詞の方汚いのでOUTです~!!
他KRASH曲↓
虹/世界中のだれかと/Summerday(KRASH改良Ver.)/ばらばら日(+渚)/Suvivor/風をきって/赤組Revolution/Candy Night Halloween/走者駆け奏者奏でる/はじめの1歩/自分/週末のメモリー/Best Time/Gate/僕から君からシュプレヒコール/十二年の華/ノエルの街/魔界ダンス/サンライズ
一応私が知ってるのはこれくらいで、ソロ、デュエットいくともう数えるのつらいです。魔法のタンスを引き出す必要がありますね。
いつか曲作りたい…。




