第11話 カスタムの幅
適当なベンチに座り、弾丸を作成する。
「あっ、そうだカスタムを忘れてた」
レベル上げやボス討伐をやっていた為、武器カスタムに触れてなかった。
弾丸が安くなると言う方のインパクトが、自分の中では思っていたより強かったようだ。
「初期装備は散々な言われようだったけど、カスタム幅はどうなんだろうか」
装備欄からハンドガンを選択して、カスタムと書かれたボタンを押し画面を開く。
ハンドガンが中心に置かれているカスタム画面に移った。
「……うーん、これどう操作するんだ?」
説明が書いてないせいで、何処を操作するのか分からない。
仕方無いので、目に付いた物にタップして適当に画面を弄る。
……赤い部分は削除か。場所を覚えておこう。おっ、これか。
1つの文字をタップしたら、カスタム一覧が現れた。
射撃レートや威力、射程、リコイル、拡散率などが並んでいる。
「ほへぇ、色々あるな。射撃レートやリコイル、見覚えある単語も並んでる」
銃を使うゲームはやった事はあるから、書かれている言葉は何となく分かる。
何となく分かるだけで、詳しくは無い。
「ふむ、単発、連射、3点バーストの機能も付けれるのか。あれ結構カスタム幅広いな」
思っていたより、幅広いカスタムが出来るように見える。
微妙なカスタムしか出来ないのも理由なのかと思ったが、そうでは無かったようだ。
「銃の形自体も大きく変えれるが、大きくするには素材が必要」
金槌以外にも、カスタムの機能付けや拡張には素材が必要だと書いてある。
更に、使う素材によって性能が変動するとも。
素材はモンスターや鉱石類など、幅広く使用出来ると書いてあった。
「あれ、これボススライムのドロップアイテム取っとけば良かったな……」
モンスターの素材なら、森主スライムの粘液も使えるだろう。
だが、既に武器屋に売却済み。
初期街のボスとは言え、ボス素材を使うとなれば悪くない性能にはなるだろう。
ボス素材を売るのは早計だった。
「スライムの素材は残ってるけど……どうにか買い戻す事は出来ないだろうか」
順番をまた間違えた。
今回は忘れていたから仕方が無い。
ボス戦は戦い方を覚えたから、2回目は苦戦しないだろう。
モーション変化も4分の1切ったら起きると、覚えれば対応は出来る。
……攻撃回避して、全弾当てられれば損にはならないか。このアクセは多分レアドロップだから、狙いでやるのは厳しいか。
耳に付けているイヤリングに触れる。
ボスドロップの装備類は、レアドロップに設定されている事が多い。
性能も良い為、通常ドロップ枠では無いだろう。
運良く1回目に出たか、初回ボーナスでドロップの可能性が高い。
「周回するかぁ」
一度、武器屋に行き聞いてみたら、買い戻せた。
どうやら一定の時間内であれば、売却した物を受け取った分の金を支払い買い戻せる仕組みらしい。
有難い仕組みだ。
……何個だろう。まぁ多かったら売ればいいか。
真っ直ぐ森に向かい、森で遭遇したスライムを倒しまくる。
損にならないように、少しでも稼いでおく。
全弾命中出来るとは限らない。
「よし、倒せた。アクセのお陰で1発必要な数減ったか?」
油断はせず、しっかり距離を保ち、攻撃を的確に入れて倒した。
粘液は1個確定なのかまた落ちている。
ボスは倒した後、エリアから出てまた戻れば現れる仕組みのようだ。
……周回が速くていいな。もっと早く倒せるようになりたいな
楽な倒し方を探しつつ、周回する。
数回倒した後、スライムを倒しながら戻り弾丸の材料セットを買い込んで、また森に戻りボス周回をする。
ボスは経験値が多いようで、経験値は思っていたより溜まっていく。
レベルが上がりポイントを敏捷と攻撃に振る。
途中からボスとの戦い方を、効率的にしていく試行錯誤が楽しくなり、周回を続ける。
射撃レート
弾が発射される速度
射程
弾丸が届く距離、有効距離
リコイル
弾を撃つ際に起きる反動の大きさ
拡散率
弾が飛んだ際の散り具合
単発
引き金を引く度に1発ずつ
連射
フルオートとも言われる引き金を引き続ければ弾が連続で発射される
3点バースト
1回引く事に3発の弾丸が飛ぶ




