表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

19 奪われたオパール(オーストラリア研修編)(1)オーストラリアを満喫

プリンセスと呼ばれている美少女は、普段は妹のマーガレットとともに橘学園の生徒として振る舞っているが、実はアルテミス星からやってきて湖底のシャトーというスーパーコンピュータに管理された建造物に住んでいる魔法使いである。最も得意な魔法は防御的魔法であり、それはフラワーバリアーや、動物や植物と話す魔法や物体を移動させる魔法などである。またシャトーにはプリンセスを慕うコパンと呼ばれる様々な動物型アンドロイドたちがいて、プリンセスを助けている。プリンセスは、コパンや植物たちの力を借りながら、平和な学園を守るために妹のマーガレットとともに様々な事件を解決していくのである。次々と登場する悪者の正体は謎に包まれている。

夏休みが近づいていた。今年は2年生対象のオーストラリア研修があり、プリンセスはとても楽しみにしていた。


一方多くの女子にとってホームステイもできるこの10日間にわたる研修は魅力的なものであり、120名もの生徒が参加を希望していたが、参加できるのは僅か30名なので、選抜テストは4倍もの高倍率であった。


勉強熱心なプリンセスは努力の甲斐あって見事に合格し、出発の日を楽しみにして少しずつ準備をしていた。


妹のマーガレットも行きたがっていたが、まだ1年生なので参加できず、来年の研修を目標にしていて、その為にも姉の土産話をとても楽しみにしていた。


 やっと出発の日がやってきた。プリンセスは飛行機というものに乗るのは初めてだったので、機体が宙にふわっと浮かんだ瞬間不思議な気持ちになった。


時差があるので日本は夕方に発ち、オーストラリアには朝着いた。昼間は現地の学校で授業を受けたり、学校の生徒たちとの交流があり、ダンスパーティーなどいくつかの楽しいイベントがあった。


研修は10日間なので必然的に土、日が入ることになるので、その時はみんなで遠出をし、大自然に触れた。野外を歩いているとワラビーの家族がちょこちょこと歩いていてかわいい。


ふと上の方を見上げると野生のコアラがユーカリの木の二股になったところに座っているが、ほぼ睡眠状態のようだった。ユーカリの木には一種の毒のような成分があり、そのためにコアラはほぼ24時間うとうとしているらしい。プリンセスは何だかちょっとコアラが羨ましい感じがした。


動物園に行くと、お金を払えばコアラを直に抱っこできるというサービスがあったが、近年は制限があるという。


例えば四人家族だったら抱っこできるのは一人だけだそうだ。理由はコアラは生き物なので、いろんな人たちに抱っこされるとストレスが溜まって病気になりやすくなってしまうのだそうだ。


プリンセスたちは全部で30人だったが、抱っこできるのは5人だけということであみだくじで決めることになり、悲喜こもごもという結果になった。


ハグできない生徒の方が多いので、せっかくオーストラリアに来たのに、と泣き出す生徒もいた。プリンセスはラッキーなことにハグすることができて満足だった。


 最も楽しみなのは、直に現地のオーストラリアの人たちと触れ合うことができるホームステイだ。これは普通の観光旅行では決して味わうことができない貴重な体験だ。


それぞれの家庭には一人または二人ずつ割り当てられた。プリンセスは研修生の一人である狩野のぞみと一緒にローラちゃんというホストシスターの家に泊まることになった。


実はプリンセスはシャトーで英語も集中的に勉強して来たので、ある程度コミュニケートすることができた。


あまり速すぎると流石に着いていけないので、そんな時はゆっくり話してもらったり、知らない単語があるとその意味を聞いたりしながら話をした。


ドライブで海やデパートに買い物に連れて行ってもらったのだが、プリンセスはのぞみちゃんと二人で相談して天ぷらを現地の材料で工夫して作ってご馳走したり、みんなでトランプをやったり、日本の歌を紹介したりと毎日が楽しく充実していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ