俺の過去は血に塗れてる
俺にはお前過去なんかわかんねぇよ。
けど、お前が恨んでるもの全て、お前が殺してきた奴の
どんなに望んでも見れねェ明日なんだよ。
新岸の脳内に流れ込むのは二つの感情。
お前に俺の何が分る。
生まれてきた時から、俺は異能で俺は恐れられてきた。
そして俺は未来都市と世界を結ぶ架け橋として期待され続けた。
なのに、なのに、俺には”孤独”しか残らなかった!!!!
嘘でしょ・・・
そんな考えが新岸の頭を駆け巡る。
しかし彼女は知っている。
自分の能力が高くこれが嫌でも、現実だと。
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「だったら、お前がケンカ売っている相手は俺だけじゃねーよ・・・
この未来都市、日本、世界全てを敵に回してんだよ!!!!
ここに居る、俺がお前の前に立ちはだかる大きな壁になる!!!!
これを超えられねェなら、テメェの夢諦めな!!!!!!!!!!!」
そういって俺は手を大きく広げ、未完成夢の前に立ちはだかる。
すると未完成夢は肩を大きく揺らし笑い始めた。
「ヒャハハハハ!!笑わせんなッ!!!!
俺がどんなに笑われて、どんなに惨めだったかわかるかッ!!!!
・・・・・・・!!
俺は未来都市、最高責任者と日本を支える大臣の間に生まれた・・・
俺は、この孤立してる未来都市と日本を繋げる架け橋として期待された。
だから俺は、何でもしてきたッ!!
全力を尽くしてきた、なのにッなのにッ、俺に振りかっかって来たのは
”拒絶”だッ!!
どちらにも拒絶されて来た・・・俺は一人だッッ!!!!!!!!!!!!!!」
未完成夢は頭を押さえながら話している。
まるで自分の過去を脳内に締め付ける様に。
「だからっだからっ!!俺は悪を根絶するっ!!!!!
初めは学園都市だっ!!!」
そう言って歪んだ正義を見せる未完成夢。
しかし歪んでいるかどうかは陽一達が決める事ではない。
「ダラダラダラ喋りやがって・・・!!
早く掛って来いよ!!」
陽一はこの時本当に涙が透明で良かったと思った。
保存させてくれ。