命の軽さ
能力者・・・いろんな意味で待遇されていて、不良に絡まれても大体は
撃退できる神から授かった才能の塊。
無能力者・・・徒党を組むことが多い。生まれつき能力をもっていない。
努力すれば能力者になれるが、過去最高でもレベル7まで。
人によっては、脳みそに直接電極をブッ差して、電撃を流したら
能力を得たという事例もある。
無能力者が待遇が悪い。
ここに居る真神陽一も同じだ。
レベル支援金の他にも、一人では生きて行けなくなった人達の甘い汁にもなる。
今は10人以上の不良に囲まれている。
「有り金全部だせや」
「・・・はい」
そういって手を伸ばし、所持金12円全額を渡す。
「ふざけてんのか」
「いえ、本日はう○い棒で一日凌ごうとしていました!!!」
何が悲しくてこんな所で、自分の食生活を吐露しなければいけないんだろう。
そんな事を思いながら、空っぽになった財布を眺めていた。
「っち、しゃあねぇおいそこの」
そういって近くに居てこの風景を眺めていた、メガネをかけている
赤い髪が目立つイケメン少年に声をかける。
「テメェ金だせや」
「・・・」
少年は黙りながらも、10万以上の大金を財布ごと不良に渡す。
「おお、結構持ってんじゃねーか」
「大金ゲット」
「「え」」
その瞬間、陽一は風になった。
風が腕を大きく振ると不良は倒れた。
時には荒々しく、時には静かに、風は目まぐるしく、表情を変えた。
「うそだろ、能力者じゃねぇだろ」
彼の最後の言葉になった。
鳩尾に一発ぶち込むと
うえっ、と言いながら倒れた。
そうするとメガネの少年の財布を拾い上げ、100円だけ取り出し
少年に手渡す。
「ほらよ。問題解決料として、100円は貰った。え~とっメガネ君」
そういって今度は不良の懐を探り、財布を取る。
するとメガネの少年は話しかけてきた。
「犯罪ですよ」
「あ~気にすんな。俺は今から逃げるから」
そういって不良達の所に100円ずつ置いてから、瞬間移動した。
赤い少年は、紅い少年になった
「面白い、面白い、面白い、ああ今からここは、戦場から、
彼のお陰で処刑場に変わったよ」
彼が手を振り下ろすと、気絶していた不良達は死体になった。
「世界は僕を中心に回っている」
よし、やっと追い付いた