表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

その高校生 踊る

 未来都市

 人口は五十万人を超える巨大な都市だ。

 

 未来都市と呼ばれているだけあって、技術も他の所と比べれば

 頭一つ抜きんでてた。

 

 そんな都市の夜。風景は一変した。

大人は夜を飲み明かし、学生は思い思いに行動する。

 

 一人の少年は不良のケンカに手を出すという無謀な真似をしていた。

 しかも少女を助けるというオマケ付きだ。

 

 「これって傍から見たら シュール過ぎて青春って感じだよな」

 「おい、何言ってるかわかんねぇぞ、おい」

 相手は指から火を出し、タバコに火をつける。

 

 『能力者』と呼ばれる者がこの世界にはいた。

 炎を操るもの、風を司るもの、能力者と呼ばれる者は人類の半分以上を満たしていた。

 

 「えっと、じゃあ一応 建前って事で、その子離してもらう」

 少年はそういって少女を指差す。

 すると不良の指から炎が渦巻き徐々に大きくなっている

 その炎を操って、巨大な炎の塊を作る。

 「今、俺達お取り込み中なの、邪魔するなら・・・死んでくださいよぉぉぉ!!!!」

 

 時速50キロは超えるスピードで炎が飛んで来た。

 しかしそこに少年はいなかった。

 不良Aが気が付いた時には、既に拳が目の前にあった。

 「------------カッ」

 不良Aは綺麗に虹を描く様に宙を舞った。

 不良Bはそれを見て叫んだ。

 「化け物め!!だが俺の能力レベル6には勝てん」

 そういって男はスキルカードを見せた。

 

 スキルカードとは能力の強さ種類を表す物である。

 0~10のレベルで表せる。

 測定方法はスキルカードを持ったまま能力を使用する。

 それだけ。

 セキュリティカード等にも使用され、今だよく分らないこのカードを

 作った博士の情報は政府に厳重に隠されている 


 -------------ッツ

 不良Bが飛ぶと、ほぼ同時に不良C,D,E,は宙を舞う。

 「ごめん。俺、無能力者なんだわ」

 Eを殴り終えたあとそう言うと、静かにそこを立ち去った。

 「おっお名前は!!?」

 少女が聞いたので返してやった。

             

              「真神陽一まがみよういち

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ