24話最初から決めていたこと
「さぁさぁ、やっと決着が着いたねぇ!」
パチパチと拍手をして笑いながら雨空さんはそう言った。
「勝ったのは...」
私はゴクリと唾を飲む。
「青チーム、つまり司くんのチームでぇっす!!」
やった、勝ったんだ...。
まぁ、実際には私は何もしていない、音羽さんとは引き分けだったらしいし、それに何より私は今起きたから。
「じゃあ、私はARSに入れないのね...。」
ヴィーラは残念そうな顔をする。
「それなんだけど、実は僕には最初から決めてた事があるんだ...。」
「この試験の結果は関係なく、真陽くん、ヴィーラさん、月夜ちゃん、ジェクくんも、入隊を許可するという流れになってたんだ、最初からね。」
『えー!!!!?』
一同驚きの事実に驚愕する。
「じゃ、じゃあ私もARSに入れるのね!
Ура!!(やったぁ!!)」
ヴィーラはぴょんぴょん跳ねて喜ぶ。
「僕も...?」
「私も...。」
「俺も...。」
「そう、みんな、ARSの特攻隊1番隊のメンバーさ!」
「仲良くしよう!」
試験が終わり、血の部屋から出ると、辺りは真っ暗だった。
「じゃあ、明日また集まろうか、ヴィーラさん、月夜ちゃん、真陽くん、ジェクくんは、明日から寮に住んでもらうよ!他の皆は引越しの準備を手伝ってあげてね!」
『はい!』
『了解です。』
「じゃあ、また明日〜、姉さんは、僕と一緒に来てくれる?」
「?えぇ。」
そう言って、2人は寮には戻らず、どこかへ向かった。
「じ、じゃあ、帰りましょうか、音羽さん。みんなも、気をつけて帰ってね。」
「おう、また明日〜。」
4人は学校の校門から消えた。
『寮って...学校に戻らないと行けないの??』
残った新メンバーは首を傾げるしかなかった。
ー翌日放課後ー
誰もいなくなった学校の前に、メンバー全員がいた。
「さぁ、皆集まったね!まずは指紋と顔を登録したいんだけど、真陽くんと月夜ちゃんはこの学校の生徒じゃない、普通にウロウロしているだけでも怪しまれる。だから、これ。」
雨空さんは2人にこの学校の制服を渡した。
「この学校に出入りする時は必ずこれを着用すること。いいね?。」
「わかった。」
「うんうん、いい子だ。」
「さぁ、登録しちゃおうか!」
顔、指紋登録を終え、メンテナンスルームの説明も終え、寮への入り方の説明も終え、引越しも無事に終わった。
「さぁ、これからよろしく!」




