22話引き分け
司さんとジェクが勝った、だからわたしが絶対魔王である、音羽さんを倒さなきゃ。
「愛音さん、」
「は、はい!」
そう言えば、音羽さん、前は苗字で呼んでたのに今は名前で呼んでくれてる、なんでか分からんけど嬉しいな。
「そろそろ、負けを認めて頂けませんか?これ以上攻撃するとあなたは...。」
そう、私は今音羽さんが変身した、刀にぶっ刺されている。
さすが音羽さんや、加減はしてくれてるみたい。
音羽さんにはなぜかウイルス攻撃が通じなかった。
だから戦い方が分からない。
「ま、負けるわけ、に、は...。」
ガタンッ!!
私はいきなり倒れ、意識を失った。
これから話すのは後に聞いた話だ。
「アヒャアヒャ、いてぇなぁ!どけよ、メロン女!」
「は、メロン女?」
「おめぇーのことだよ、俺を刺しているお前だ。」
「あ、あなたは、」
音羽は愛音が試験を受けていた時のことを思い出す。
愛音が豹変した時のことだ。
髪色は銀髪、白いしっぽ、白い羽、髪を手のように動かしている光景、間違いない、あの時の愛音だった。
その髪で音羽のことを引き剥がし、刀も抜いた。今は羽で飛んでいる。
するとみるみる傷が塞がっていく。
「あなたは、何者なんですか?」
「おめぇーには教えねーよ。さ、それより殺し合おう!♡はやくお前をボコボコにしたいんだ♡」
「そうですか...。分かりました。」
「いっくよーん!!♡」
そう言い、愛音は髪で剣を造る。
音羽もそれに合わせたのか、腕を剣にした。
剣と剣が交わり、激しい音と、地響きが鳴る。先に戦いを終え、横になっていたメンバーは飛び起きた。
(これは...のん姉の方から聞こえる...)
(一体何事なんだ!?)
(愛音...)
(愛音ちゃん、やるねぇ、でも、音羽ちゃんも負けないよーん)
上から見物をしていた雨空は、「やはり、あれが欲しいな...。」
と小声で呟き、
「麗、あなた、わかってたの?」
「なんの事だい?姉さん。」
(にしても、音羽ちゃんが羨ましいねぇ。あれと戦えるなんて...。僕もいつか戦いたいなぁ。)
「おめぇ、なかなかやるんだな?」
「ありがとうございます。あなたも想像以上ですね。」
「まぁな!俺は女王だからな!」
「あ、」
「引っかかりましたね」
音羽はクスッと笑った。
「おもしれぇやつだ、俺様の子分にしてやってもいいぞ?」
「なりません。」
「そうか、残念だ。」
会話している間も、2人は切りあっている。
「楽しいがそろそろ...。」
「えぇ、決着をつけましょう。」
「おう!俺が勝つz」
「はーい、そこまでー!」
二人の間に、雨空が来た。
「2人がこれ以上やると、ここの地面が崩壊するので、2人はここまで!引き分けってことで!」
「あ!?てめぇ、邪魔すん、な...。」
「あら、また気絶しちゃったね、音羽ちゃん、抱えてあげて、渡くんと月夜ちゃん以外も、上に来るように!」
『了解です!』
「全員上に行ったな。」
「あぁ、そうだな...。」
「俺らの戦い見られちまうけどいいよな?」
「躊躇う理由がどこにあるんだ?」
「それもそうだな。」
『だから、』
『絶対に』
『お前だけは』
『死んでも殺す!!』




