15話これが普通の反応だよね?
「ここが、私の、そして、ジェク様の教室です!」
「そしてここがヴィーラ様の教室です!」
「とても素敵な教室ね!ここから校門がみえて、木もたくさんみえるわ!」
「そうですね、比較的景色は良いかもしれないです!」
ヴィーラは目を輝かせている。
「ところで、あなたお名前は?」
「あ、私は天空時愛音です!よろしくお願いします!」
「えぇ、よろしく!」
「素敵な名前だね、愛音ちゃんって呼んでいいかな?あ、嫌、だったら...。」
来たぁぁぁ!愛音ちゃん呼び!しかもあのジェクから!
「もちろんです!嫌なわけないですよ!推しに名前呼ばれるだけでご飯100杯はいけます!!」
「あ、僕のこと推してくれてるの?」
「もちろんです!特に、『茨の愛』は最高でした!」
「あはは...、ありがとう、」
「Ты единственный, кто несправедлив....。」
ヴィーラは何故かまたロシア語を口に出した。
だから私はなんとなく、「ヴィーラ様のこの間の曲、『愛に国境線なんてない!』もとてもよかったです!歌詞に男女の想いを感じてキュンキュンしました!」
そう、おそらくヴィーラは私の事も褒めて!みたいな意味合いの言葉を話したんだと思う。
すると、やはり予想が当たったのか「あら、ありがとう!とっても嬉しいわ!」
と、めちゃくちゃ喜んでいた。
するとそこに
「お、愛音、まだ帰ってない、の、...。」
「え、『ヴィーラ』と『ジェク』!?」
またもやデジャブや...。
ま、これが普通の反応だよ。
渡もファンだからね...。
あはは、、、。
バリンッッ!!
『!!!』
窓ガラスが粉々に割れる音がし、振り返ると、「ヴィーラァァァ!」
エイリアンがいた。
「ヴィーラハ、オレノ、オレノモノダ、ニゲルナンテユルサナイ、」
「ジェク、ワタシノ、ワタシノモノダァァァ!」
しかも2体いた。
2体ともストーカーのようだった。
「Что это за существо?!」(なんなのこの生き物は!?)
「おふたりは安全な所へ逃げてください!」
「君たちはどうするんだい!?、危ないから一緒に逃げよう!」
ジェクはそう言うが、私と渡が逃げる訳にはいかない。
「大丈夫ですから、はやく!」
「でも...!!」
「ニゲルナァァァ!!」
そう言い、エイリアンは巨大な蜘蛛のような体になり、爪を2人へ突きつけようとする。
「キャァァッッ!!」
バリーンッッ!!
ヴィーラとジェクはゆっくりと目を開ける。
2人の視界には
「大丈夫ですよ!」
シールドを張り2人を守っている私と、水属性の剣を構えている渡が映っていた。




