14話
「試験を受けるのは明後日にしようか、愛音ちゃん達の時みたく急に、というのはシュエさん達に申し訳ないからね。」
あ、一応そういう気持ちあったのか。
「んじゃ、解散ね、お疲れ様ー。」
『はい!』
よぉし、帰ろう!
みんなバラバラで帰った方がいいだろうか?
ちょっと回り道して帰ろう。
そうして私は回り道して帰ったのだった。
翌日、授業が終わり放課後になった。
校庭には運動部が、音楽室からは綺麗な音色が聞こえていた。
それをbgmに廊下をフラフラする。
すると、職員室から男女2人が出てきた。
顔を見て私はめちゃくちゃ目を見開いて驚く。
「え、『ヴィーラ』と『ジェク』!?」
大声を出してしまったのにはちゃんと理由がある。
まず『ヴィーラ』とは、ヴェーラ・セルゲーエヴナ・スヴェトローヴァの愛称で、彼女はモデルとアイドルをやっているのだ。
しかも体型もボンキュッボンで、胸なんかスイカみたいだ。
髪色は金髪、そして、純ロシア人なのだ。
私めっちゃファンなんですけどぉぉぉ!!?
と、叫びたい気持ちを抑え、隣にいるのは、チョン・ジェヒョク、『ジェク』のことだ。
彼は純韓国人で茶髪でめちゃくちゃ背が高く超絶イケメン!
俳優をやっていて、ちょうどこの間彼が主演をつとめた、『茨の愛』っていう日本ドラマを見ていたところだ。
私めっちゃファンなんですけどぉぉぉ!!?
おっと2回目だ。
「うるさいぞ、天空時。」
ポカンと担任に頭を叩かれる。
「すいません、」
「今はまだ秘密にしてくれな、この2人は明日からここに通うんだ。」
むぁじか!!
推しが2人もとか、え、なに、私ここで死ぬの!?
「あの、お二人とも、、、握手してください!!」
じっと2人は私をみつめる。
「конечно!!」
え、え、なんやって??
「Ты такой милый! Мне хочется тебя обнять!」
わからんわからん!!
「アラ、ゴメンナサイ、嬉しすぎてつい母国語が」
ヴィーラは日本語で喋ってくれた。
「1言目はもちろん!!で、2言目はあなた可愛い!ハグしたいわ!よ、」
は、ハグだとぉぉぉ!!?
「お願いしまーす!!」
ヴィーラはハグをしてくれて、ほっぺにチークキスをした。
さすが、外国人や!
「きみ、もしかして1年生?」
そう言ったのはジェクだ。
「はい!」
「僕も1年生なんだ、おそらく君と同じクラスさ。」
な、なんやて!?
「先生、マジでサンキューなんやけど!」
「ギャル語か関西弁どっちかだけにしてくれ...」
「あと、先生には敬語な!」
ポカン!と先程より強く叩かれた。
「というか、今教室誰かいるか?」
「?いえ。」
「じゃ、天空時、お前に任務を与える!ジェクは1年生の教室、ヴィーラには2年の教室を案内してやってくれ!」
「イェッサー!!」
「てーんくーじぃぃ?け、い、ご!!」
またもや叩かれてしまった。
イテテ。
でも、推しの為だ!
「じゃあ案内するのでついて来てください!」
「わかったわ!!」
「ありがとう。」




