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14人の悪魔

作者: 藤田 暁光

大学生ごろに書いた物語です、読んでもらえると嬉しいです。


昔、あるところに、人の世に来てから、元の世界に帰れなくなった

天使(と呼ばれている存在)と悪魔(悪魔と呼ばれている存在)がいました

天使と悪魔は仲が良く、一緒に本を読んだり、お話をしたり、

昼寝をしたりして仲良く過ごしていました。


しかし、


天使は村人から崇拝されていましたが、

悪魔は、村人から嫌われていました。


それでも、天使と悪魔は仲良く過ごしていました


そんな、ある日、事件が起こります。


村で疫病がはやったのです。


「これは、悪魔の仕業だ!」

誰かが大声で言いました


「そうだ!これは、悪魔のせいだ!!」


村人たちは言いました


「きっと、そうだ!そうに違いない!!」



そして、村人たちは何とか疫病を直してもらおうと

天使のところにやってきたのです。


天使は祈りました


この村に平和が訪れるように


安らぎが訪れるようにと


祈り続けました。


するとどうでしょう、白かった天使の羽が

段々黒なっていくのです。

そうそれはまるで悪魔のようでした。


村人は段々気味悪がって、天使から離れていきました。


すると、そこに悪魔がやって

二人で天使と悪魔は話し合いました。



「利用されたままで、つらくないか」


「これは、私の役目だから」


「あなたがそんなことを気にする必要はない」


「これは、私の務めだから」


「あなたが怒る必要はない」


「それは、私の義務だから」


「貴方は…、辛くないのか?」


「これは、私の呪いだから」


そうしている間に時が過ぎていき

天使の羽はもっと黒くなり、どんどん抜け落ちていきました


それでも、天使は祈り続けました


祈って、祈って、祈り続けて、力の限り祈り続けました


そしていよいよ力を使いすぎ、天使は死んでしまったのです


悪魔は泣きました

悪魔は泣いて泣いて、泣き続けて


涙が枯れたとき悪魔は願いました


悪魔「神よ、私の願いを聞いてほしい」


悪魔「どうか、すべてを変える力を…」

悪魔はこの時、初めて神に対して祈ったのです


そして、時が過ぎていき

13人いる村に平穏がやって来たのです


村人は喜びました

活気がいつもの用になり

人も増え、その日を称えお祭りをすることに

なったのです


村人達は喜び


酒を飲み


音楽を聴き


隣人とよく話しました


そして、お祭りが終わろうとしていた時

ふと村人たちは、ある人物に

現れたのに気が付き、声をかけたのです


村人「ええと、あんたも酒を飲みにやって来たのかい、」


ある村人がその人に話かけました

ローブ「…ええ、そんな感じです」


村人「…そうか、まあ、楽しんでいけ、それと帰るときは、気お付けろよ」


ローブ「…ええ、さようなら」


祭りが終わった後、住民は岐路に帰っていきました

そして、平穏な日常を皆過ごしていったのです


しかし、ローブを着た人物が消え


13人いる村人が14人に増えていたことに

村人は誰も気が付きませんでした



読んでくださってありがとうございました!

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