神からのお告げ
プロローグ
俺は長沼康弘。28歳引きこもりニート、高卒だ。もちろん彼女もいない。毎日パソコンを開いてゲームをしている。MMO、FPS、ギャルゲー、麻雀等10年間やりつくした。そろそろ親がうるさい。
「そろそろ働け!」
何万回と聞かされているワードだ。
「働いたら負け!」
何万回と反論した言葉だ。俺は働きたくないのだ。『働け』の言葉に嫌気をさし、気晴らしに散歩にでかけたところ、近所の小さな神社を見つけた。
「いや、大学行ったらいいんじゃね。肩書つきで4年間はモラトリアムできるじゃん」
俺は願掛けするように拝礼した。
「神様、大学生にならせてください。できれば18歳でお願いします」
すると、どこからか声が聞こえてきた。
「いいだろう。お前は今までに怠惰をつくし、生産性のない事をしてきた。罰として、大学へ行きすべての単位をとって卒業するのだ」
なんか神様らしい声が聞こえてきた。続けて神はいう。
「お前のような、怠惰に尽くした人間が、大学など卒業できると思うか。卒業できなければ、お前には本物の『死』をくれてやる」
「これからお前が行く大学は日本の大学のようであって、全くことなる異世界への旅立ちとなる。それでも後悔はしないな?」
「馬鹿め、日本の大学生は、ほとんど遊んで暮らしているんだ。そしてみんな簡単に卒業しているんだよ」
自意識過剰で、行動は伴わない無学の康弘は安易にこの条件を飲んだ。
「やってやるぜ、神様。俺を大学生にさせてくれ」
「いいだろう、では旅立つがいい。しかし、必ず卒業するのだ。でなければお前は、現実世界に戻ってきたときには死んでいる」
一瞬大きな風が吹いた。俺の姿かたちは全く変わってない。
「なんだ、どうせなんでもなかったんだ。あのほら吹き神様め」
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