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導入:もしもパチンカスが異世界に行ったら
「あ?ここどこだ?」
目が覚めると俺はアニメでしか見たことの無いような草原に居た。
いやいやいやいや待て待て、おかしいだろ虹保留が外れるくらいおかしいだろおい。
「にーちゃん大丈夫か?」
後ろから馬車に乗ったおっちゃんが現れた、正直めっちゃビビったわ漏らすかと思ったぞおっちゃん。
「いや、大丈夫っす……おっちゃんここから町は近いっすか?」
「半刻も歩けばチイイダの町があるが……乗ってくか?」
「あざっす!助かりまっす!!」
見ず知らずを助けるとか聖人かよおっちゃん……漏らしかけてごめんよ。
乗り込んだ馬車の中で考える、どうしてこうなったのかと。
俺はパチ屋の帰りだったはず、電車に乗ってそれから……寝落ちしたな、うん。
だからって普通こんな場所来くるか?寝落ちしてたのに?
考えてもわっかんねー……。
だいたい時間軸もおかしいだろ電車乗ったの23時だぞ、それに比べて何だこの青空は!ガッツリ太陽が真上じゃねーか!
はぁ……スマホでも見よ。