転校生
「逢間 らみすです よろしくおねがいします」
紹介を終えたラミスは僕をちらりと見たような気がしたがその後は
僕を見ることもなく席に座っている
机に掛けられたラミスのバッグには動くことのないミューが飾られている
(間違いなくラミスだが夢のラミスとは別人なのかもしれない)
次の休憩時間話しかけてみようかな、僕はそう思ったが容姿淡麗なラミスは
次の休憩時間女子に囲まれ質問攻めにあっていた
すぐに確かめたい、けれど初対面だった場合、異世界の話などいきなり切り出されたら
2度と口を聞いてもらえなくなるかもしれない
そんな思いから遠巻きにラミスを見ていることにしていた
2日後、僕とラミスは放課後掃除当番で2人きりになった
「お 逢間さ..ん」
僕は思い切って話しかけてみた
「ラミスー チョーップ」
いきなりラミスは僕の脇腹のあたりにチョップをいれてきた
「お..逢魔さんじゃないわよ リスト 遅いわ あなた 一目で私だって気付けなかったの?」
「普通だったらここは 会いたかったよ ラミス 僕の願いが通じたんだね..でしょ」
(ぐはっ いきなりの説教でした)
「ご ごめ」
謝ろうと思ったそのときラミスは僕にしがみついてきた
沈黙の後、僕はそっとラミスを抱きしめそして泣いた
(よかった この世界でもいっしょにいられる)
「リスト リスト リスト 長かった この日が来るのをずっと待ってた」
そういいながらラミスも泣いていた
僕にとって逆召喚のあの瞬間はつい昨日のことのようだったのにラミスは泣きながら長かったと言った
掃除を終えた僕たちは桜散る公園を散歩しながらお互いの近況を話し合った




