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BBQ

 あの事件のあとアガレスちゃんの配下のインキュバスが街を治めているらしいのだが

 僕たち以外の採集者のメンドゥー草の群生地へはまだインキュバスの街がネックとなりたどり着けないらしい

 僕らから話を聞いたアガレスちゃんはインキュバスの街でメンドゥー草の群生地への立入りを禁止したのだ

 もちろん僕はポータルを出せるので群生地への出入りは自由だ

(アガレスちゃんのはからいにより僕らは群生地への立ち入りを許可された)

 その後ただでさえ高かったメンドゥー草の値段は一気に跳ね上がり

 僕らの収入を激増させた

 そして今、僕とラミスは丘の上に新しい家を立て2人でそこで暮らしている

 今日は月に一度の仲間たちとのバーベキューだ

「ラミス おいしいお肉をもってきたにゃ」

 最初に迎えに行ったタマちゃんが紙袋を高々と掲げポータルから出てきた

「ラミス様 手作りの私がコネコネこねた パンたべてくださります?」

 ナベちゃんも手作りのパンを持ってきたようだ

「リストー ちょっとー 火ーがーつかないんですけどー」

 カンナはバーべキューの火がつかなくて悪戦苦闘だ

「ねぇ ちょっと 待って はぁ ねぇ」

 走るアスモを必死で追うサキさんだが小さなアスモに魅了は通じない

 しばらくすると庭の隅の方で戦隊ごっこが始まる

「タマ いくぞ!」

「おう いくにゃ!」

 アルミちゃんは両腕を開いて十字になった体をクルクル回転させながら上昇する

 タマちゃんはバレーダンサーのように右手と左足をピンと伸ばし跳躍する

(えっと 今回のテーマはなんですか?)

「討伐戦隊 タマ ウェーンド アルミ!」

 2人がさけぶ(タイミング ばっちし)

「きまった」

「きまったにゃ」

(二人共いい汗かいてますね)

「リストもはいるにゃ」

 タマちゃんが僕を強引に誘う

「討伐戦隊」

「と 討伐 せせせんたい」

「タマ ウエーンド アルミ ウエーンド」

「リリッリリリリスト」

 決めのポーズはかっこよくしたつもりだったがへんなガッツポーズのようになってしまった

「ぎゃははは」

 タマちゃんとアルミちゃんは大笑いだ

「みんなー そろそろバーベキューしようよー」

 バーベキューの網があたたまったようだ ラミスが僕らを呼ぶ

 そしていつものように変わらないバーベキューを楽しんでいると

 空から1羽の黒い鳥が手紙を咥えて舞い降りてきた


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