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鳥娘

「にょ にょっ にょー ディバスサマー にょ にょっ にょー  愛してるー」

 鳥人族の娘 ヒナは岩の上で胡座をかき鼻歌を歌っていた その岩の裏には5人ほどの鳥人族の女たちが

 ヒナにひざまずいた形で従っていた

「つれてきたぜ ゴールドをよこして この首輪とりな」

 アペンダがヒナに僕を突き出しゴールドを要求する

「アペンダさん すごいにょ これが元魔王なの この子が元魔王なの いいよ ゴールドあげるにょ」

 アペンダがおずおずとヒナの前に出ていくと同時にチョーカーをもった鳥人族の女たちが岩の影から飛び出してきた

「みんな」

 ラミスちゃんがそう叫んだのを合図に僕らは一斉に縛られている手足をそれぞれの魔法で切りほどいた

 戦隊モノのテレビ番組ならここでシャキーンという音とともに各味方キャラクターのバストアップと自己紹介

 がはいるところだろう

 族と鳥人族の女たちが一斉に僕らに飛びかかる

「上 上 左 左 右 右」

 アルミちゃんがタマちゃんに魔眼の効果で敵の攻撃をいち早く教えるとタマちゃんは着ていたコートをガバッと開き

 中に備えられた分銅を一斉に掃射した

「タマ ウァエーンド アルミ スマッシャーーーー ウィーーーー」

 アルミちゃんはV字に作った指を片目にあてタマちゃんは獲物を狩る鷹のポーズで2人同時に叫ぶ

(いつ 練習したんですか 派手な技ですね)

「しずまれーい しずまれーい」

 ナベちゃんは片手で鞭を操りながらみゅーをラミスちゃんから奪い取りジタバタするみゅーを掲げた

 僕はラミスちゃんやサキさんを守りながら襲ってきた族たちにデコピンを食らわせる

(カンナ 戦えよ)

「お前死んで ディバス様に報告にょ」

 ヒナは形勢が不利と見るとアペンダのチョーカーをゆっくり絞め、殺した

 首がつながったままのアペンダの死骸は迷宮のディバスとアスモの元へと送られた

「くっ 失敗しやがったな」

 ディバスは首のつながったままのアペンダの死骸をみてヒナの危機を即座に悟り迷宮を飛び出した

 ディバスはうかつであったラミスや四天王の力を甘く見ていた、アスモを手のひらで踊らせるだけの力がある自分は元魔王より

 強いという錯覚を覚えていたのだった

「私のこの魔王さえも魅了する魔力さえあればいかに元魔王であろうとも我が手中に落ちることになろう」

 ディバスはヒナのいる場所を上空から確認しゆっくりと降りていく

「やあ やあこれはこれは皆さん なんのさわぎですか?」

 ディバスは慎重に魅了をかけるための下準備をしているようだ

「あらぁ インキュバスの おにいさん じゃ ないの ねぇ」

 ディバスをみつけ最初に声を上げたのはサキさんだった


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